外部メモリー・インターフェイス・インテル® Stratix® 10 FPGA IPユーザーガイド

ID 683741
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

13.7.1.8.1. マージンの決定

Driver Marginingの機能では、ドライバーと任意のトラフィック・パターンを使用して、メモリー・インターフェイスのマージンを測定できます。
Driver Marginingの機能は、ECCが有効になっていない場合に、DDR3およびDDR4インターフェイスでのみ利用可能です。
  1. 目的のインターフェイスへの接続を確立し、正常にキャリブレーションされたことを確認します。
  2. ターゲットにするインターフェイス接続の下にあるCommandsフォルダーから、Driver Marginingを選択します。
  3. ドロップダウン・メニューを使用して適切なIn-System Sources/Probesを選択します。
  4. 必要な場合は、Advanced Optionsセクションで追加オプションを設定します。
    • マージン調整は、すべてのランクでまとめて実行されます。
    • Step sizeは、ドライバーでのマージン調整プロセスの粒度を指定します。ステップサイズを大きくするとマージン調整が速くなりますが、精度が低下します。この設定は省略することが推奨されます。
    • Adjust delays after marginingは、ドライバーでのマージン調整結果に基づき、遅延設定をウィンドウの中央に調整します。
    • Margin ReadWriteWrite DMDBIのチェックボックスでは、ドライバーでのマージン調整時にテストする設定を制御できます。チェックボックスをオフにすると、ドライバーでのマージン調整はより短時間で完了します。
  5. OKをクリックし、テストを実行します。
    ツールキットは、DQの読み出し/書き込みとDMのマージンを測定します。マージンのサイズとドライバーテストの長さに応じて、このプロセスは数分かかる場合があります。テスト結果は、Margin Reportで確認できます。