FタイルのアーキテクチャーとPMAおよびFEC Direct PHY IPのユーザーガイド

ID 683872
日付 1/24/2024
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ドキュメント目次

2.2.5. トポロジー

Fタイルでサポートされるプロトコルでは、EMIB、PMA、およびストリームを関連するハードIPに使用します。マルチプロトコルFタイルデザインのハードIPではPMAとEMIBを共有するため、ハードIP、PTP対応ポート、および帯域幅のさまざまな組み合わせをサポートするには、PMAとEMIBの特定のペアが必要になります。このペアは、トポロジーと呼ばれます。Fタイルは、15の事前定義されているトポロジーをサポートします。それらのトポロジーには、それぞれに異なる制約があります。Fタイルのデザインではすべて、これらのトポロジーの1つに従う必要があります。1つのトポロジーから別のトポロジーに動的にリコンフィグレーションすることはできません。ダイナミック・リコンフィグレーションは、トポロジー内でのみ許可されます。

次のデザインについての考慮事項に基づきトポロジーを選択します。

  • PCIe* が必要である
  • IEEE 1588高精度時間プロトコルポートが必要である
  • FHT PMAレーンが必要である

複数のハードIPを実装する必要がある場合は、要件を満たすトポロジーがあるかを確認します。

  • Fタイルのデザインですべてのタイルリソースを使用しない場合は、要件を満たすトポロジーが複数存在する可能性があります。
  • 複数のトポロジーが要件を満たす場合は、利用可能なPMAとストリームが最も多いトポロジーを選択し、最大数のハードIPを実装できるようにします。
  • F-Tile Channel Placement Tool を使用し、デザインをプランニングします。このツールは、各トポロジーで利用可能なPMA、ストリーム、およびEMIBの位置を示します。
表 11.  Fタイルのトポロジー
トポロジー PCIe* ハードIP 400GハードIP 200GハードIP
利用可否 コンフィグレーション 利用可否 コンフィグレーション 利用可否 コンフィグレーション 4
PMA PTP PMA数 ストリーム数 PMA数 ストリーム数
1 1x PCIe* x16 なし なし なし なし なし なし
2 2x PCIe* x8 なし なし なし なし なし なし
3 1x PCIe* x16 FHT 4 4 なし なし
4 4x PCIe* x4 なし なし なし なし なし なし
5 なし FHT 4 16 8 8
6 なし FHT 4 16 6 6
6a なし FGT (4) + FHT (4) 8 16 6 6
7 1x PCIe* x4 FHT 4 16 なし なし
8 1x PCIe* x8 FHT 4 10 なし なし
9 2x PCIe* x4 FHT 4 10 なし なし
10 なし FGT 8 16 8 8
11 なし FGT 8 16 6 6
12 1x PCIe* x8 FGT 8 11 なし なし
13 2x PCIe* x4 FGT 8 11 なし なし
14 1x PCIe* x4 FGT 12 16 なし なし
15 なし FGT 16 16 なし なし
次に例を示します。
  • トポロジー2: 2x PCIe* x8
    • PCIe* ハードIPは、 PCIe* x8のポート2つを実装します。
    • このFタイルに他のプロトコル・インターフェイスを実装することはできません。
    • 400GハードIPと200GハードIPを利用することはできません。
  • トポロジー3: 1x PCIe* x16 + 400GハードIP (FHT) 、PTP使用は、トポロジー1: 1x PCIe* x16 のスーパーセットです。つまり、ターゲットの実装がトポロジー1: 1x PCIe* x16 で機能する場合は、トポロジー3: 1x PCIe* x16 + 400GハードIP (FHT)、PTP使用でも機能することを意味します。

  • トポロジー6a はトポロジー6と11の混合版です。このトポロジーでは、4つのFHT PMAと4つのFGT PMA (Quad2) による400GハードIPの混合トランシーバー・モードを使用します。このトポロジーにおいて、200GハードIPは、7つのFGT PMA (Quad0: 0-3およびQuad1: 0-2) で150Gの最大データレートをサポートします。

4 200GハードIPでは、PMAはすべてFGTであり、PTPは利用できません。