FタイルのアーキテクチャーとPMAおよびFEC Direct PHY IPのユーザーガイド

ID 683872
日付 1/24/2024
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ドキュメント目次

2.4.1.2. FGTとシステムPLLのリファレンス・クロック・ネットワーク

FGT PMAには 10個のリファレンス・クロックがあります。FGTリファレンス・クロックのうちの8個 (refclk[0] - refclk[7]) は入力ポートとしてコンフィグレーションすることができます。残りの2つのFGTリファレンス・クロックは双方向です。FGTリファレンス・クロックの周波数の範囲は25から 380MHzです (HDMI専用の場合は25から100MHz)。

refclk[0] から refclk[7] は、システムPLLのリファレンス・クロックとして共有することもできます。詳細は、システムPLL を参照してください。システムPLLのリファレンス・クロック周波数の範囲は、100から380MHzです。

FGTとシステムPLLのリファレンス・クロックには、3つのタイプがあります。

  • グローバル・リファレンス・クロックには、4つのFGTクアッドからアクセス可能です
  • リージョナル・リファレンス・クロックには、2つのクアッドからアクセス可能です
  • ローカル・リファレンス・クロックには、1つのクアッドからアクセス可能です

グローバルおよびリージョナル・リファレンス・クロックは、システムPLLからもアクセス可能です。詳細は、次の表を参照してください。

FGTクアッドに広がるハードIPでは、すべてのクアッドからアクセス可能なリファレンス・クロックを使用する必要があります。例えば、 PCIe* x16では、refclk[2]refclk[3]refclk[4]refclk[5] のみを使用することができます。

図 50. FGTとシステムPLLのリファレンス・クロック・ネットワーク
表 22.  FGTとシステムPLLのリファレンス・クロック
FGTとシステムPLLのリファレンス・クロック タイプ 方向 FGT PMAにアクセス可能か アクセス可能なFGTクアッド システムPLLにアクセス可能か アクセス可能なシステムPLL
refclk[0] リージョナル 入力 はい Quad0Quad1 はい システムPLL 1、2、3
refclk[1] リージョナル 入力 はい Quad0Quad1 はい システムPLL 1、2、3
refclk[2] グローバル 入力 はい Quad0Quad1Quad2Quad3 はい システムPLL 1、2、3
refclk[3] グローバル 入力 はい Quad0Quad1Quad2Quad3 はい システムPLL 1、2、3
refclk[4] グローバル 入力 はい Quad0Quad1Quad2Quad3 はい システムPLL 1、2、3
refclk[5] グローバル 入力 はい Quad0Quad1Quad2Quad3 はい システムPLL 1、2、3
refclk[6] リージョナル 入力 はい Quad2Quad3 はい システムPLL 1、2、3
refclk[7] リージョナル 入力 はい Quad2Quad3 はい システムPLL 1、2、3
refclk[8] ローカル 入力または出力 14 はい Quad2 いいえ 該当なし
refclk[9] ローカル 入力または出力14 はい Quad3 いいえ 該当なし
14 出力としてコンフィグレーションされている場合、出力ピンは、(アクセス可能なクアッドの) 4つのFGT PMAの1つからRXリカバリークロックを提供します。このFGT PMAは、ランタイムに手動で選択することができます。
  • このRXリカバリークロックは、それぞれのPMAがデータへのロック (LTD) を達成すると有効になります。
  • このコンフィグレーションの主なユースケースはCPRIプロトコルです。サポートされるリカバリークロックの周波数に関しては、 F-Tile CPRI PHY Intel® FPGA IP User Guide を参照してください。