FタイルのアーキテクチャーとPMAおよびFEC Direct PHY IPのユーザーガイド

ID 683872
日付 1/24/2024
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ドキュメント目次

3.3.1. データパスのオプション (全般と共通)

F-Tile PMA/FEC Direct PHY Intel® FPGA IPのインスタンスは、アプリケーションに合わせてパラメーター値を指定し、カスタマイズすることができます。パラメーターは、各機能ブロックと特性ごとに、次に示しているセクションにまとめられています。

図 61.  F-Tile PMA/FEC Direct PHY Intel® FPGA IPのパラメーター・エディター
表 28.  データパスのオプション (全般と共通)
パラメーター 詳細
General
Number of system copies 1から16

独立しているシステムコピーの総数を指定します。

例えば、この値を2 (またはそれ以上) に設定し、同じPMA/FECモードのコンフィグレーションの複数のコピーを作成することができます。このコンフィグレーションは複製され、特定のデザイン例で同じコンフィグレーションの2つのPMAレーンが作成されます。デフォルト値は 1 です。

Common Datapath Options
PMA type

FGTFHT

使用するPMAのタイプを指定します。FGT PMAは、最大58.125GbpsのPMAで動作可能です。FHT PMAは、最大116Gbpsで動作可能です。デフォルトは FGT です。
FGT PMA configuration rules

BasicOTNCPRIGPONSDISONETHDMISATA

FGT PMAのプロトコル・コンフィグレーション規則を選択します。このパラメーターは、PMA内の個々のパラメーターを正しく設定するための規則を管理します。PMAの特定の機能は、特定のプロトコル・コンフィグレーション規則でのみ使用することができます。このパラメーターはプリセットではありません。目的のプロトコルとアプリケーションのニーズに合わせて、他のすべてのパラメーターを正しく設定する必要があります。
Number of PMA lanes 124681216 ボンディング・グループ内のPMAレーンの総数を指定します。例えば、値が4の場合は、同じグループに4つのPMAレーンがボンディングされ、同じボンディング・クロックを共有していることを意味します。値が1の場合は、システム・ボンディングがないことを意味します。値の6および12は、PMA Directモードでのみサポートされます。デフォルト値は 1 です。
Datapath clocking mode

PMA

System PLL

PMAパラレルクロックまたはシステムPLLのいずれかを、TX/RXデータパスへのクロック提供に使用することを指定します。Enable RS-FEC をオンにしている場合、もしくはダイナミック・リコンフィグレーションを予定している場合は、システムPLLを使用する必要があります。デフォルト値は System PLL です。
System PLL frequency 31.25から1000 システムPLLのクロック周波数 (MHz) を指定します。データパスのクロックモードにシステムPLLを選択している場合に適用されます。デフォルト値は 830.08 です 23
PMA mode

Duplex

TX Simplex

RX Simplex

PMAの動作モードを指定します。TXシンプレックスとRXシンプレックスは、独立したレートで動作することが可能です。デフォルト値は Duplex です。
PMA modulation type PAM4NRZ シリアルデータに使用する変調タイプを指定します。デフォルト値は PAM4 です。

PMA data rate

25781.25 PMAのデータレートをMbps (メガビット/秒) 単位で指定します。デフォルト値は 25781.25 です。
PMA parallel clock frequency Data rate / PMA Width PMAパラレルクロックの周波数を表示します。これは、PMAデータレートをPMAインターフェイス幅で割って取得します。MHzで表示されます。デフォルト値は Data rate / PMA Width です。PMAパラレルクロックの周波数は、Word Clock および Bond Clock に適用されます。
PMA width 81016203264128 PMAデータ幅を指定します。128ビットは FHT でのみサポートされます。PMAデータ幅は、PMA結合ストリーム (PMAボンディング) の総数を指定します。次に例を示します。
  • 8、10、16、20、および32ビットのデータ幅では、1つのPMAストリーム (PMAボンディングなし)
  • 64ビットでは、2つのPMA結合ストリーム
  • 128ビットでは、4つのPMA結合ストリーム
デフォルト値は 64 です。
Enable RX de-skew when available On/Off RXのデスキュー機能を有効にします。この機能は、次の場合にのみ利用可能です。
  • PAM4でPMA幅64または128を使用している場合のPMA Directモードのシングルレーン。また、PAM4でPMA幅64または128を使用している場合のマルチレーン。
  • FEC Directモードの64ビットまたは128ビット (NRZPAM4 の両方を有効にしている)。マルチレーン (Number of PMA lanesが1より大きい場合) でのみサポートされます。
デフォルト値は On です。
Enable simplified TX data interface On/Off SATAプロトコルモードのFPGAとPMA間の簡略化されたデータおよびコントロール・インターフェイスを有効にします。FGT PMA configuration rules パラメーターがSATAに設定されている場合は、このオプションを有効にして fgt_tx_pma_elecidle ポートを制御することができます。詳細は、TX PMAのコントロール信号を参照してください。
Provide separate interface for each PMA On/Off

オンの場合、PMA/FEC Direct PHY IPは、幅の広いバスではなく、各PMAレーンに個別のデータとクロックのインターフェイスを提供します。

デフォルト値は Off です。この機能の影響を受けない信号の一覧については、信号とポートのリファレンス を参照してください。

注: Enable RS-FEC オプションがオンになっている場合、各PMAでは、Provide separate interface for each PMA オプションを使用しての個別インターフェイスは使用することができません。
23 リファレンス・クロックとシステムPLLの使用に関しては、F-Tile Reference and System PLL Clocks Intel FPGA IP使用時のガイドライン を参照してください。