FタイルのアーキテクチャーとPMAおよびFEC Direct PHY IPのユーザーガイド

ID 683872
日付 1/24/2024
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ドキュメント目次

2.3.1.3. FHT PMAのループバック・モード

ループバック・モードは、PMAのさまざまなブロックを検証するテスト向けのデザイン機能です。FHT PMAにはループバック・モードがあり、PMAのさまざまなブロックをデバッグします。

注: PMAのレシーバーからトランスミッターへのリバース・シリアル・ループバックはサポートされていません。
図 43. FHTのループバック・モード
  • A: PMAのトランスミッターからレシーバーへの内部シリアル・ループバック
  • B: PMAのトランスミッターからレシーバーへのデジタル・パラレル・ループバック
  • C: PMAのレシーバーからトランスミッターへのリバース・パラレル・ループバック

PMAのトランスミッターからレシーバーへの内部シリアル・ループバック

内部シリアル・ループバック・パスでは、CDRが設定され、レシーバーのシリアル入力ピンではなく、シリアライザーからのデータを回復します。トランスミッターのバッファーでデータを通常どおりに送信しますが、内部シリアル・ループバックがバッファーの前にデータを取得します。これはPMAで完全に実装され、シリアルパスでのコネクターを必要としません。

FHTレーンはまた、トランスミッターの差動出力をレシーバーの差動入力に接続する外部接続もサポートしています。

  • ミッションモードは外部接続で、データソースがFHTトランスミッター以外になります。
  • 外部接続では、例えば、ビット・エラー・レート・テスター (BERT) や、FHTレシーバーにデータを提供する別のデバイスのトランスミッターをサポートします。

PMAのトランスミッターからレシーバーへのデジタル・パラレル・ループバック

デジタル・パラレル・ループバック・パスでは、トランスミッターのパラレル・データ・ストリームがレシーバーのパラレルデータ入力ストリームとしてループバックされます。

PMAのレシーバーからトランスミッターへのリバース・パラレル・ループバック

リバース・パラレル・ループバック・パスでは、トランスミッター・バッファーを設定し、CDRリカバリーデータから直接供給されたデータを送信します。外部機器からデータがレシーバーのバッファーに供給され、レシーバーのデシリアライズされたパラレル・データ・ストリームがトランスミッターのパラレルデータ入力ストリームとしてループバックされます。