インテルのみ表示可能 — GUID: trm1607103974342
Ixiasoft
インテルのみ表示可能 — GUID: trm1607103974342
Ixiasoft
2.1.7. デスキューロジック
複数のストリームが結合されている場合は、複数のEMIBインターフェイス間のスキューを取り除く必要があります。FタイルのPMA Direct IPとFEC Direct IPは、介入を必要とすることなく、複数のEMIBインターフェイス間のスキューを自動的に補正します。
TXのデスキューロジック
ボンディングが有効になると、送信方向のデスキューロジックでは、すべてのTX EMIBインターフェイスに対して16または32クロックサイクルごとに (バリアントのコンフィグレーションによって異なる) 内部デスキューパルスを生成することで、EMIBインターフェイスをアライメントします。このパルスを使用して、PMAに挿入する前に送信パラレルデータをアライメントします。このロジックは、すべてのIPモードに対して生成されます。
RXのデスキューロジック
ボンディングが有効になると、受信方向のオプションのデスキューロジックでは、RXデータで受信しているデスキューパルスに基づきEMIBインターフェイスをアライメントします。PMA Directモードでは、このオプションのRXデスキューは、PMAあたりのEMIBインターフェイス数が1より大きい場合に、PAM4モードで実装されます。PMA Directモードの場合、デスキューロジックは、各PMAに関連付けられているEMIBインターフェイスで個別に動作します。例えば、2レーンのPMA Directのバリアントの場合、デスキューロジックは、レーン1のEMIBインターフェイスをレーン2のEMIBインターフェイスとは別にデスキューします。FEC Directモードでは、このオプションのRXデスキューは、EMIBインターフェイスの総数が1より大きい場合に実装されます。FEC Directモードの場合、RXデスキューロジックは、すべてのEMIBインターフェイスをまとめてアライメントします。例えば、2レーンのFEC Directのバリアントの場合、デスキューロジックは、レーン1のEMIBインターフェイスをレーン2のEMIBインターフェイスとともにデスキューします。RXデスキューが有効になっている場合はいずれも、rx_coreclkin 入力はすべて、同じソースによって駆動されることが想定されています。RXのデスキューロジックでは、rx_coreclkin で最大5サイクルをデスキューすることができます。
RS-FECを使用せずにNRZモードで動作している場合、デスキューロジックはかならず無効になります。
RX方向では、PAM4モードまたはFEC Directモードのいずれかで動作している場合にデスキューロジックをオンにするには、IPのパラメーター・エディターの Enable RX de-skew when available パラメーターを使用します。現在のコンフィグレーションでRXのデスキューをサポートしていない場合、パラメーター・エディターは生成時に情報メッセージを表示し、RXデスキューが現在のコンフィグレーションではサポートされていないことを示します。
デスキューロジックが無効になっている場合は、IPで提供されるRXデスキューパルスに基づき、各EMIBからの rx_parallel_data バスをデスキューする必要があります。このデスキューパルスは、PMAがダブルデータ幅モードの場合は rx_parallel_data[78] に表示され、PMAがシングル幅モードの場合は rx_parallel_data[36] に表示されます。
次の図は、シングル幅モードにおけるアライメント前後の rx_parallel_data の動作例です。