FタイルのアーキテクチャーとPMAおよびFEC Direct PHY IPのユーザーガイド

ID 683872
日付 1/24/2024
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ドキュメント目次

3.14.2.2. FGT属性アクセス方式

FGT属性アクセス方式では、FGT PMAレジスターを更新し、特定のコマンド・シーケンスでハードウェアをコンフィグレーションします。
例えば、FGT属性アクセス方式を使用して、シリアル内部ループバック、PRBSジェネレーターおよびベリファイアーをコンフィグレーションすることができます。FGT属性アクセス方式は、次のような4つのステップで構成されます。
  1. データ値を LINK_MNG_SIDE_CPI_REGS レジスターに書き込み、サービス要求をアサートします。
  2. PHY_SIDE_CPI_REGS レジスターを読み取り、要求が肯定されて完了したことを確認します。確認できない場合は、このステップを繰り返します。
  3. データ値を LINK_MNG_SIDE_CPI_REGS レジスターに書き込み、サービス要求をデアサートします。
  4. PHY_SIDE_CPI_REGS レジスターを読み取り、ステップ3の要求が肯定されたことを確認します。確認できない場合は、このステップを繰り返します。
表 92.  16チャネルを制御するJTAGマスターのFGT属性アクセスアドレス
チャネル LINK_MNG_SIDE_CPI_REGS アドレス PHY_SIDE_CPI_REGS アドレス
チャネル0、1、2、または3 0x0009003c 0x00090040
チャネル4、5、6、または7 0x0049003c 0x00490040
チャネル8、9、10、または11 0x0089003c 0x00890040
チャネル12、13、14、または15 0x00C9003c 0x00C90040
表 93.  FGT属性アクセスデータ値1
  シリアル・ループバック TXおよびRXのPRBS選択 極性のセットアップ BER測定 テストの開始/停止
データフィールド [31:16]

有効: 0x6

無効: 0x0

PRBS7: 0x208

PRBS9: 0x249

PRBS13: 0x965

PRBS15: 0xA69

PRBS23: 0x2CB

PRBS31: 0x30C

QPRBS13: 0x34D

PRBS13Q: 0x820

PRBS31Q: 0x861

SSPR: 0x8A2

SSPR1: 0x8E3

SSPRQ: 0x924

反転: 0x1

元に戻す: 0x0

0x14

開始: 0x20

停止: 0x21

オプションフィールド [15:12]

ビット [15] SERVICE_REQ は要求を示します: 0 = 要求なし、1 = サービスが要求されている

ビット [14] RESET: 0 = リセットに入っていない、1 = リセットに入っている

ビット [13] SET_GET: 0 = GET パラメーター、1 = SET パラメーター

ビット [12]: 予約済み

レーン番号フィールド [11:8] 0xFFFFC[1:0]、0x1FFFFC[1:0]… 0xFFFFFC[1:0] を使用し、論理レーン0、1をレーン15の物理レーン番号まで読み戻します。
  • 戻り値が 2’b00 の場合、物理レーンは0
  • 戻り値が 2’b01 の場合、物理レーンは1
  • 戻り値が 2’b10 の場合、物理レーンは2
  • 戻り値が 2’b11 の場合、物理レーンは3
オペコードフィールド [7:0] 0x40 0x41

TX極性: 0x65

RX極性: 0x66

0x45 0x0F
注: 0x0Fと0xFは同等ではありません
表 94.  FGT属性アクセスデータ値2
  Getステータス 挿入するエラー番号 エラー挿入のイネーブル 読み出し結果 BER測定の終了
データフィールド [31:16]

0x0

0x[Error_Num]

0x23

0x0

0x0

オプションフィールド [15:12]

ビット [15] SERVICE_REQ は要求を示します: 0 = 要求なし、1 = サービスが要求されている

ビット [14] RESET: リセットに入っていない、1 = リセットに入っている

ビット [13] SET_GET: 0 = GETパラメーター、1 = SETパラメーター

ビット [12]: 予約済み

レーン番号フィールド [11:8] 0xFFFFC[1:0]、0x1FFFFC[1:0]… 0xFFFFFC[1:0] を使用し、論理レーン0、1をレーン15の物理レーン番号まで読み戻します。
  • 戻り値が 2’b00 の場合、物理レーンは0
  • 戻り値が 2’b01 の場合、物理レーンは1
  • 戻り値が 2’b10 の場合、物理レーンは2
  • 戻り値が 2’b11 の場合、物理レーンは3
オペコードフィールド [7:0] 0x49: テストステータスの取得

0x0D: PMAステータスの取得

0x42 0x0F
注: 0x0Fと0xFは同等ではありません
  • LSB: 0x4A
  • 中間: 0x4B
  • MSB: 0x4C
0x41
表 95.  FGT属性アクセスデータ値3
  RX CDRクロック
データフィールド [31:16]

ビット [31:30]: rx_cdr_divclk_link0 のソースとして使用するレーンID

ビット [29]:

1'b1: rx_cdr_divclk_link0 を有効にする

1'b0: rx_cdr_divclk_link0 を無効にする

ビット [28:25]: GETコマンドに読み取り専用で、レーンIDのソースを返す

0x0: rx_cdr_divclk_link0 はレーン0をソースとして有効になっている

0x1: rx_cdr_divclk_link0 はレーン1をソースとして有効になっている

0x2: rx_cdr_divclk_link0 はレーン2をソースとして有効になっている

0x3: rx_cdr_divclk_link0 はレーン3をソースとして有効になっている

0xF: rx_cdr_divclk_link0 は無効になっている

ビット [24:16]: 予約済み

オプションフィールド [15:12]

ビット [15] SERVICE_REQ は要求を示します: 0 = 要求なし、1 = サービスが要求されている

ビット [14] RESET: 0 = リセットに入っていない、1 = リセットに入っている

ビット [13] SET_GET: 0 = GETパラメーター、1 = SETパラメーター

ビット [12]: 予約済み

レーン番号フィールド [11:8] 0xFFFFC[1:0]、0x1FFFFC[1:0]… 0xFFFFFC[1:0] を使用し、論理レーン 0、1をレーン15の物理レーン番号まで読み戻します。
  • 戻り値が2’b00 の場合、物理レーンは0
  • 戻り値が2’b01の場合、物理レーンは1
  • 戻り値が2’b10 の場合、物理レーンは2
  • 戻り値が2’b11 の場合、物理レーンは3
オペコードフィールド [7:0] 0xB1
関数を作成し、データの書き込みや読み出しをFGT属性アクセスアドレスに行うことができます。データは、data field[31:16]option field[15:12]lane number field[11:8]opcode field[7:0] で構成されます。次の項以降に示されている例では、次のような tcl 処理を使用しています。
proc attribute_access {{data field} {option field} {lane number field} {opcode field}}
任意のプログラミング言語を使用して、読み出しおよび書き込みを実行することができます。他のFGT PMAレーンに関しては、16チャネルを制御するJTAGマスターのFGT属性アクセスアドレスで、LINK_MNG_SIDE_CPI_REGS および PHY_SIDE_CPI_REGS を参照してください。レーン番号の情報に関しては、FGT属性アクセスデータ値1を参照してください。