FタイルのアーキテクチャーとPMAおよびFEC Direct PHY IPのユーザーガイド

ID 683872
日付 1/24/2024
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ドキュメント目次

3.6.1. クロックポート

F-Tile PMA/FEC Direct PHY Intel® FPGA IPは、2つのクロック出力ポートをサポートします。

2つのクロック出力ポートではそれぞれ、クロック出力で説明されている6つのクロックオプションのいずれかを選択することができます。

tx/rx_clkout

tx/rx_clkout は、デフォルトで有効になっている出力ポートです。クロック出力で説明されている6つのクロックオプションのいずれかをこのポートのソースとして選択することができます。それには、TX Datapath Options タブで、TX/RX Clock Options > Selected tx/rx_clkout clock source を選択します。

tx/rx_clkout2

tx/rx_clkout2 は追加の出力ポートで、パラメーター・エディターの Enable tx/rx_clkout2 port オプションをオンにして有効にすることができます。6つのクロックオプションのいずれかをこのポートのソースとして選択することができます。それには、TX/RX Datapath Options タブで、TX/RX Clock Options > Selected tx/rx_clkout clock source を選択します。

tx/rx_clkout2tx/rx_clkout とは異なり、tx/rx_clkout2 clock div by メニューで指定されている係数で、6つのクロックオプションをさらに分周することができます。

利用可能な tx_clkout2 分周係数のオプションは、1、2、4です。利用可能な rx_clkout2 分周係数のオプションは、1、2です。
注:
  • tx_clkout クロックと tx_clkout2 クロックは相互に、また、IPからの他のクロック出力に対して非同期 (位相関係なし) です。この2つのクロック間でデータ転送を行う場合は、必要な予防措置を講じる必要があります。
  • rx_clkout クロックと rx_clkout2 クロックは相互に、また、IPからの他のクロック出力に対して非同期 (位相関係なし) です。この2つのクロック間でデータ転送を行う場合は、必要な予防措置を講じる必要があります。
図 79. tx_clkout と tx_clkout2
図 80. rx_clkout と rx_clkout2

ユーザークロック1またはユーザークロック2を tx/rx_clkout または tx/rx_clkout2 のソースクロックとして選択する場合は、それに応じて、ユーザークロック1またはユーザークロック2を有効にしていることを確認します。FHTを使用している場合は、ユーザークロック1またはユーザークロック2を有効にすることができます。それには、TX/RX Datapath Options タブの TX/RX FHT PMA で、Enable FHT TX/RX user clk1 または Enable FHT TX/RX user clk2 を有効にします。

FGTを使用している場合、TX側では、ユーザークロック1またはユーザークロック2を有効にすることができます。それには、TX User Clock Settings > Enable TX user clockを有効にします。

tx/rx_coreclkin

tx/rx_coreclkin は、TX/RXコア・インターフェイスFIFOにクロックを提供する入力ポートです。推奨される接続に関しては、推奨される接続とソースを参照してください。tx/rx_coreclkin に接続している際の tx/rx_clkouttx/rx_clkout2 の推奨ソースクロックは、推奨される tx/rx_coreclkin の接続と tx/rx_clkout2 のソース で示されています。推奨されるポート接続の詳細は、tx/rx_coreclkin、tx/rx_clkout、tx/rx_clkout2 のポート幅と推奨接続 に示されています。