FタイルのアーキテクチャーとPMAおよびFEC Direct PHY IPのユーザーガイド

ID 683872
日付 1/24/2024
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ドキュメント目次

3.3.8. アナログ・パラメーターのオプション

トランシーバーのアナログ・パラメーター設定を使用して、高速シリアル・プロトコル・ソリューションの設計時にFGTおよびFHT PMAのアナログ機能を調整します。この機能を使用すると、高速データ通信の信号損失を補償することができます。

Quartus® Prime プロ・エディションのリリース23.2までは、F-Tile PMA/FEC Direct PHY Intel® FPGA IPのアナログ・パラメーターは、デザインの .qsf 割り当てを使用して設定する必要がありました。デザインの .qsf ファイルでこれらの設定が指定されていない場合、 Quartus® Prime プロ・エディションSupport-Logic Generation の際に有効な値を選択しますが、ボードに最適な値ではない可能性があります。また、 Quartus® Prime プロ・エディションは、デザインの .qsf ファイルでパラメーターを設定するように警告を生成します。

一貫性と使いやすさを保証するため、 Quartus® Prime プロ・エディションのリリース23.3からは、これらの設定はF-Tile PMA/FEC Direct PHY Intel® FPGA IP GUIの Analog Parameters タブで利用できるようになっています。
注: .qsf ファイルのデザインレベルの HSSI_PARAMETER 設定は、Analog Parameters GUIの設定よりも優先されます。
注: F-Tile PMA/FEC Direct PHY Multirate Intel® FPGA IPに向けた Analog Parameters GUIの設定は、今後の Quartus® Prime プロ・エディションのリリースでサポートされる予定です。
図 73. パラメーター・エディターにおけるFGT PMAのアナログ・パラメーターのオプション
表 38.  FGT TX EQ (イコライゼーション) アナログ・パラメーター・オプション
パラメーター 詳細
FGT TXEQ Post Tap 1, 1.0 step size 0から19 FGT TX EQポストタップ1のオプションです (1.0刻みのインクリメント)。デフォルト値は 0 です。
FGT TXEQ Pre Tap 1, 1.0 step size 0から15 FGT TX EQプリタップ1のオプションです (1.0刻みのインクリメント)。デフォルト値は 5 です。
FGT TXEQ Pre Tap 2, 1.0 step size 0から7

FGT TX EQプリタップ2のオプションです (1.0刻みのインクリメント)。デフォルト値は 0 です。

FGT TXEQ Main Tap, 1.0 step size 0から55 FGT TX EQメインタップのオプションです (1.0刻みのインクリメント)。デフォルト値は 35 です。
表 39.  FGT RXアナログ・パラメーター・オプション
パラメーター 詳細
Select FGT RX Onchip Termination RX_ONCHIP_TERMINATION_R_1(85 Ohms)

RX_ONCHIP_TERMINATION_R_2(100 ohms)

FGT RX終端抵抗の設定を選択します。デフォルト値は RX_ONCHIP_TERMINATION_R_1(85 Ohms) です。
Enable FGT RX AC Couple DISABLE

ENABLE

RX外部ACカップリングの設定を有効にします。デフォルト値は ENABLE です。
Enable FGT VSR mode VSR_MODE_LOW_LOSS

VSR_MODE_HIGH_LOSS

VSR_MODE_DISABLE

VSRモードの設定を有効にします。デフォルト値は VSR_MODE_LOW_LOSS です。
RXEQ VGA Gain 0から63 RX EQ VGAゲインの値のオプションです (1.0刻みのインクリメント)。デフォルト値は 0 です。
注: このパラメーターは、RX Datapath OptionsAdaptation modemanual に設定されている場合にのみ使用することができます。
RXEQ High Frequency Boost 0から63 RX EQ高周波ブースト値のオプションです (1.0刻みのインクリメント)。デフォルト値は 0 です。
注: このパラメーターは、RX Datapath OptionsAdaptation modemanual に設定されている場合にのみ使用することができます。
RXEQ DFE Data Tap1 0から63 RX EQ DFEデータタップ1の値のオプションです (1.0刻みのインクリメント)。デフォルト値は 0 です。
注: このパラメーターは、RX Datapath OptionsAdaptation modemanual に設定されている場合にのみ使用することができます。
図 74. パラメーター・エディターにおけるFHT PMAのアナログ・パラメーターのオプション
表 40.  FHT TXアナログ・パラメーター・オプション
パラメーター 詳細
Enable FHT TX P&N Invert Disabled

Enabled

FHT TXのPとNの反転を有効にします。デフォルト値は Disabled です。
Enable FHT TXOUT Tristate Disabled

Enabled

FHT TXシリアル出力でトライステートを有効にします。デフォルト値は Disabled です。
Select FHT TX Termination TXTERM_OFFSET_P0(90 Ohms)

TXTERM_OFFSET_M1(96.8 Ohms)

FHT TX終端抵抗の設定を選択します。デフォルト値は TXTERM_OFFSET_P0(90 Ohms) です。
表 41.  FHT TX EQ (イコライゼーション) アナログ・パラメーター・オプション
パラメーター 詳細

Post-Cursor 4, 0.25 step size

-8.0から+7.75 FHTポストタップ4の係数です (0.25刻み)。デフォルト値は 0.0 です。
Post-Cursor 3, 0.25 step size -8.0から+7.75 FHTポストタップ3の係数です (0.25刻み)。デフォルト値は 0.0 です。
Post-Cursor 2, 0.25 step size -8.0から+7.75 FHTポストタップ2の係数です (0.25刻み)。デフォルト値は 0.0 です。
Post-Cursor 1, 0.5 step size -16.0から+15.5 FHTポストタップ1の係数です (0.5刻み)。デフォルト値は 0.0 です。
Main-Cursor,0.5 step size 0.0から41.5 FHTメインタップの係数です (0.5刻み)。デフォルト値は 41.5 です。
Pre-Cursor 1,0.5 step size -16.0から+15.5 FHTプリタップ1の係数です (0.5刻み)。デフォルト値は 0.0 です。
Pre-Cursor 2,0.25 step size -8.0から+7.75 FHTプリタップ2の係数です (0.25刻み)。デフォルト値は 0.0 です。
Pre-Cursor 3,0.25 step size -8.0から+7.75 FHTプリタップ3の係数です (0.25刻み)。デフォルト値は0.0 です。
表 42.  FHT RXアナログ・パラメーター・オプション
パラメーター 詳細
Enable FHT RX P&N Invert Disabled

Enabled

FHT RXのPとNの反転を有効にします。デフォルト値は Disabled です。
Select FHT RX Termination RXTERM_OFFSET_P0(90 Ohms)

RXTERM_OFFSET_P2(94.6 Ohms)

RXTERM_OFFSET_P3(97.7 Ohms)

RXTERM_OFFSET_P4(100 Ohms)

RXTERM_OFFSET_P5(102.3 Ohms)

RXTERM_OFFSET_P6(105.4 Ohms)

RXTERM_OFFSET_P7(107.7 Ohms)

RXTERM_OFFSET_P8(110 Ohms)

RXTERM_OFFSET_M4(80.8 Ohms)

RXTERM_OFFSET_M5(83.1 Ohms)

RXTERM_OFFSET_M6(85.4 Ohms)

RXTERM_OFFSET_M7(87.7 Ohms)

FHT RX終端抵抗の設定を選択します。デフォルト値は RXTERM_OFFSET_P0(90 Ohms) です。
Select FHT external AC Cap EXTERNAL_AC_CAP_ENABLE

EXTERNAL_AC_CAP_DISABLE

外部ACカップリング容量を有効にします。デフォルト値は EXTERNAL_AC_CAP_ENABLE です。