FタイルのアーキテクチャーとPMAおよびFEC Direct PHY IPのユーザーガイド

ID 683872
日付 1/24/2024
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ドキュメント目次

2.2.8. ボンディングの配置規則

複数のストリームがボンディングされている場合、EMIBとレーンには、事前に定義されている許可された位置があります。これは、フラクチャーのタイプと位置に基づいています。

ストリームとレーンは、順番に連続して配置されます。一次ストリームは、最も大きいEMIB番号に配置されます。二次ストリームは、2番目に大きいEMIB番号に配置されます。後続のストリームもまた、同様に降順で配置されます。

以降の図の st_x6 st_x12 のボンディング配置は、PMA Directモードでのみ使用することができます。これらの配置は主に、JESD204B/Cなどのプロトコル、もしくは2、4、8、または16レーン以外のPMA Directのボンディングを必要とするプロトコルを対象としています。
注: 8つのPMAレーンをボンディングする場合は、2つのクアッド内に配置する必要があります。4つのPMAレーンをボンディングする場合は、1つのクアッド内に配置する必要があります。
図 36. 400G一次ストリームの配置
st_x8 フラクチャーの8つのストリームを備える400GハードIPで8つの結合TX PMAレーンを使用する場合
  • 8つの25Gbps PMAレーンは、tx_serial_data[7:0] として示されます。
  • 一次ストリームの tx_serial_data[0] に許可される位置は、EMIB_23EMIB_15 です。
  • EMIB_15 を選択する場合、tx_serial_data[0]FGT3_Quad1 に割り当てられます。それに続いて、tx_serial_data[1]EMIB_14FGT2_Quad1 に割り当てられ、tx_serial_data[2]EMIB_13FGT1_Quad1 に割り当てられます。後続のストリームもまた、同じパターンで割り当てられます。
図 37. 200G一次ストリームの配置
st_x2 フラクチャーの2つのストリームを備える200GハードIPで1つのRX PMAレーンを使用する場合
  • 50Gbps PMAレーンは、rx_serial_data[0] として示されます。
  • 一次ストリームの rx_serial_data[0] に許可される位置は、EMIB_7EMIB_5 です。
  • EMIB_7 を選択する場合、rx_serial_data[0]FGT3_Quad1 に割り当てられます。二次ストリームは、EMIB_6FGT2_Quad1 に割り当てられます。

一次レーンとストリームは、ダイナミック・リコンフィグレーションの前後でアクティブになっている必要があります。例えば、400GハードIPで200G-CR4と100G-CR2の間のダイナミック・リコンフィグレーションをサポートするイーサネット・インターフェイスが必要な場合は、次の内容が当てはまります。

  • 一次レーンは、eth_tx_serial_data[0] および eth_rx_serial_data[0] として示されます。
  • st_x8 フラクチャーと st_x4 フラクチャーの両方が使用されます (前者は200G-CR4、後者は100G-CR2で使用)。ただし、同時には使用されません。
  • EMIB_23EMIB_15 st_x8 フラクチャーの一次ストリームに許可される位置です。
  • EMIB_23EMIB_19EMIB_15EMIB_11 st_x4 フラクチャーの一次ストリームに許可される位置です。
  • EMIB_23EMIB_15 が両方のフラクチャー・タイプで許可される位置です。よって、これらのいずれかを一次ストリーム位置として選択することができます。

F-Tile Channel Placement Tool をチャネル配置のプランニングに使用します。 Quartus® PrimeTile Interface Planner を使用し、ボードレイアウトのチャネル配置をサインオフします。