FタイルのアーキテクチャーとPMAおよびFEC Direct PHY IPのユーザーガイド

ID 683872
日付 1/24/2024
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ドキュメント目次

4.2. IPのポートリスト

次の表に、IPのポートを示します。ポートはすべて1ビット幅です。

表 97.   F-Tile Reference and System PLL Clocks Intel® FPGA IPのポートリスト推奨される接続に関しては、 F-Tile Reference and System PLL Clocks Intel® FPGA IPF-Tile PMA/FEC Direct PHY Intel® FPGA IPの間のポート接続ガイドラインを参照してください。
ポート名 方向 詳細
FHT
in_refclk_fht_i 入力 FHTリファレンス・クロック入力ポート。デバイスのリファレンス・クロック・ピンにマッピングする必要があります。このタイプのポートは最大2つ (i = 0から1) です。
out_fht_cmmpll_clk_i 出力 FHT共通PLL出力ポート。FHTビルディング・ブロックに接続しているプロトコルIPに接続する必要があります。このタイプのポートは最大2つ (i = 0から1) になります。
FGTおよびシステムPLL
in_refclk_fgt_i 入力 FGTおよびシステムPLLのリファレンス・クロック入力ポート。デバイスのリファレンス・クロック・ピンにマッピングする必要があります。このリファレンス・クロック・ポートは、FGT PMA、システムPLL、またはその両方に接続することができます。このタイプのポートは最大10個 (i = 0から9) になります。
avmm_clk 入力

Avalon® メモリーマップド・インターフェイス・クロック。このポートは、少なくとも1つの Refclk #i is active at and after device configurationOff に設定されている場合にのみ利用可能です。インテルでは、このクロックに100から250MHzを推奨しています。

avmm_reset 入力

Avalon® メモリーマップド・インターフェイス・リセット。このポートは、少なくとも1つの Refclk #i is active at and after device configurationOff に設定されている場合にのみ利用可能です。

FGT
out_refclk_fgt_i 出力 FGT Refclk 出力ポート。FGTビルディング・ブロックに接続しているプロトコルIPに接続する必要があります。このタイプのポートは最大10個 (i = 0から9) になります。
en_refclk_fgt_i 入力
FGTリファレンス・クロックのステータス・コントロール信号。このポートは、対応する Refclk #i is active at and after device configurationOff に設定されている場合にのみ利用可能です。このタイプのポートは最大10個 (i = 0から9) になります。
  • 1'b0 -> 1'b1: LowからHighへの遷移により、Refclk #i が有効になります。
  • 1'b1 -> 1'b0: HighからLowへの遷移により、Refclk #i は無効になります。
disable_refclk_monitor_i 入力
FGTリファレンス・クロック・モニター・コントロール信号。このポートは、対応する Refclk #i is active at and after device configurationOff に設定されている場合にのみ利用可能です。このタイプのポートは最大10個 (i = 0から9) になります。
  • 1'b0: Refclk #i の監視を有効にします。
  • 1'b1: Refclk #i の監視を無効にします。
Refclk #i が非アクティブになると、FGT PMAレーンのパフォーマンス低下を防ぐため、次の条件が発生します。
  • 監視が有効になっている場合は、保護回路が自動的に動作します。
  • 監視が無効になっている場合は、en_refclk_fgt_i を制御して、HighからLowへの遷移 (1'b1 -> 1'b0) を行う必要があります。
refclk_fgt_enabled_i 出力
FGTリファレンス・クロックのステータス信号。このポートは、対応するRefclk #i is active at and after device configurationOff に設定されている場合にのみ利用可能です。このタイプのポートは最大10個 (i = 0から9) になります。
  • 1'b0: Refclk #i が無効になっていることを示します。
  • 1'b1: Refclk #i が有効になっていることを示します。
この信号の出力は、Refclk #i の監視が有効になっている場合にのみ有効です。
in_cdrclk_i 入力 CDR出力としてコンフィグレーションされているFGTリファレンス・クロックの入力ポート。これは、プロトコルIPの出力CDRポートに接続する必要があります。このタイプのポートは最大2つ (i = 0 から 1) になります。
out_cdrclk_i 出力 CDR出力としてコンフィグレーションされているFGTリファレンス・クロックの出力ポート。これは、CDR出力としてコンフィグレーションすることができる2つのFGTリファレンス・クロック・ピンの1つに接続する必要があります。位置の割り当てを Quartus® Prime プロ・エディションqsf 設定ファイルで指定し、正しい機能を実現する必要があります。このタイプのポートは最大2つ (i = 0から1) になります。
out_coreclk_i 出力

ユーザーロジックに向けたFGTリファレンス・クロック出力ポート。このポートは、対応する Export Refclk #i for use in user logicOn に設定されている場合にのみ利用可能です。

システムPLL
out_systempll_clk_i 出力 システムPLLの出力ポート。これは、プロトコルIPのシステムPLLクロック入力に接続する必要があります。このタイプのポートは最大3つ (i = 0から2) になります。
out_systempll_synthlock_i 出力 システムPLLのロック・ステータス・ポート。システムPLLが着信リファレンス・クロックにロックされているかを示します。このタイプのポートは最大3つ (i = 0から2) になります。このポートは、ステータスまたはデバッグ信号として使用することができます。
refclock_ready [2:0] 入力
システムPLLリファレンス・クロックのステータス・コントロール信号。このポートは、有効になっているすべてのシステムPLLの対応する Refclk #i is active at and after device configurationOff に設定されている場合にのみ利用可能です。
  • bit[0] は、システム PLL #0リファレンス・クロックの制御に使用されます。
  • bit[1] は、システムPLL #1リファレンス・クロックの制御に使用されます。
  • bit[2] は、システム PLL #2リファレンス・クロックの制御に使用されます。

システムPLL #i が無効になっている場合は、bit[i] を任意の値にすることができます。システムPLL #i を有効にしている場合は、リファレンス・クロックが利用可能になってから bit[i] をアサートし、着信リファレンス・クロックへのロックを開始するようにシステムPLLに通知する必要があります。

refclock_status 出力
システムPLLリファレンス・クロックのステータス信号。このポートは、有効になっているすべてのシステムPLLの対応する Refclk #i is active at and after device configurationOff に設定されている場合にのみ利用可能です。refclock_ready 信号がアサートされると、システムPLLはリファレンス・クロックに対する位相ロックを開始して、そのステータスを出力します。
  • 1'b0: リファレンス・クロックが非アクティブ、または不正確な周波数です。
  • 1'b1: リファレンス・クロックがアクティブで、正確な周波数です。
out_systempll_synthlock_i 信号を使用して、システムPLLのロックステータスを確認することもできます。