インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

2.13.1. デザイン例1 : カスタムトリガー位置の指定

取得バッファーに対するアクションでは、オプションのポストカウント引数の受け取りができます。このポストカウント引数を使用すると、カスタムトリガー位置の定義を取得バッファー内の各セグメントに対して行うことができます。

この例で示すのは、取得バッファー内のすべてのセグメントに対するトリガー位置の適用方法です。この例で説明しているトリガーフローは、4つのセグメントに分割された取得バッファーです。各取得セグメントの深度が64サンプルの場合、各バッファーのトリガー位置はサンプル#34にあります。取得停止は、すべてのセグメントが一度満たされた後です。

if (c1 == 3 && condition1)
	trigger 30;
else if ( condition1 )
begin
	segment_trigger 30;
	increment c1;
end

各セグメントは、非セグメント化バッファーとして機能し、信号値を使用してメモリー内容を継続して更新します。

Dataタブに表示されるバッファー停止前の最後の取得は、影響を受けるセグメントの最後のサンプル番号です。この後、影響を受けるセグメントのトリガー位置が N – post count fill によって定義されます。このNはセグメントあたりのサンプル数です。

図 71. カスタムトリガー位置の指定