インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
Public
ドキュメント目次

4.2. ロジック・アナライザーの選択

インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアの次の2つの汎用オンチップ・デバッグ・ツールは、デザインから多数のRTL信号をデバッグするためのものです。
  • Signal Tapロジック・アナライザー
  • 外部ロジック・アナライザー ( インテル® Quartus® Primeでサポートしているデバイスの内部信号への接続にインテル LAIを使用します。)
表 18.   Signal Tapロジック・アナライザー とLogic Analyzer Interfaceとの比較
機能 説明 推奨ロジック・アナライザー
サンプル深度 より広範囲のサンプル深度にアクセスできるのは、外部ロジック・アナライザーを使用した場合です。Signal Tapロジック・アナライザーの最大サンプル深度は128 Kbに設定されており、これはデバイスの制約です。外部ロジック・アナライザーを使用すると、デバイスの制約がないため、より広範囲のサンプル深度が得られます。 LAI
タイミング問題のデバッグ 外部ロジック・アナライザーを使用すると、「タイミング」モードへのアクセスができます。このモードでは、データの組み合わせストリームのデバッグが可能です。 LAI
パフォーマンス 配置配線に使用できる配線リソースに限りがあることが多いのは、Signal Tapロジック・アナライザーをデザインで使用した場合です。外部ロジック・アナライザーの場合、追加ロジックは最小限のため、配置配線におけるリソースの制限がなくなります。 LAI
トリガー機能 Signal Tapロジック・アナライザーのトリガー機能は、外部ロジック・アナライザーと互換性があります。 LAIまたはSignal Tap
出力ピンの使用 Signal Tapロジック・アナライザーの使用には、追加の出力ピンは不要です。外部ロジック・アナライザーの使用には、追加の出力ピンが必要です。 Signal Tap
取得スピード Signal Tapロジック・アナライザーでは、200 MHzを超える速度でのデータ取得が可能です。外部ロジック・アナライザーと同じ取得速度が達成可能ですが、シグナル・インテグリティーに関する問題の考慮が必要です。 Signal Tap