インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

7.3. System Consoleと相互作用するIPコア

System Consoleは、ホスト・コンピューター上で動作し、デバッグ・エージェントを介して実行中のデザインと通信します。 デバッグ・エージェントは一部のIPコアに組み込まれたソフトロジックです。これにより、ホスト・コンピューターとのデバッグ通信が可能になります。

デバッグIPコアのインスタンス化を、Platform Designer IP Catalogを使用して実行します。一部のIPコアは、デバッグ用にデフォルトでイネーブルされています。また、その他のIPコアのイネーブルには、パラメーター・エディターのオプションを使用します。一部のデバッグ・エージェントには、複数の目的があります。

エンベデッド・デバッグ機能を持つIPをデザインで使用すると、デザインの大部分がアクセス可能になります。デバッグ・エージェントを使用すると、メモリーへの読み出しと書き込みおよびホスト・コンピューターからのペリフェラル・レジスターの変更ができます。

実行中のデザイン内のデバッグ・エージェントに関連付けられたサービスは、必要に応じて開始および停止できます。System Consoleでは、デバッグ・エージェントとの通信プロトコルを決定します。通信プロトコルでは、コマンドおよびデータの伝送に最適なボード接続を決定します。

Programmable SRAM Object File ( .sof ) では、System Consoleにチャネル通信情報を提供します。デザイン展開中にSystem Consoleを インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアまたはPlatform Designer で開くと、既存の .sof が自動検出され、検知された実行中のデバイスにリンクされます。複雑なシステムでは、場合によってはデザインとデバイスとのリンクを手動で行う必要があります。