インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

2.5.5.1. クリティカル・パス内のSignal Tapロジック

Signal Tapロジックがクリティカル・パスの一部になっている場合、次のヒントに従って、Signal Tapロジック・アナライザーのパフォーマンスを向上させます。

  • ランタイム・コンフィグレーションが可能なオプションをディスエーブルする - 一部のリソースの割り当ては、ランタイムの柔軟性に対応するように行わます。高度なトリガーまたはState-basedトリガーフローのいずれかを使用する場合、ランタイム・コンフィグレーションが可能なパラメーターをディスエーブルして、Signal TapロジックのfMAX をブーストしてください。
    • State-basedトリガーフローを使用している場合は、Goto state destinationオプションのディスエーブルおよび再コンパイルを試してみてから、ランタイム・コンフィグレーションが可能な他のオプションをディスエーブルしてください。Goto state destinationオプションでは、ランタイム・コンフィグレーションが可能な他のオプションと比較して、fMAX に最大限の影響を与えます。
  • Trigger Enableが選択されている信号の数を最小限に抑える - デフォルトでSignal Tapロジック・アナイザーでは、Trigger Enableオプションのイネーブルを .stp ファイルに追加したすべての信号に対して行います。トリガーとして使用する予定のない信号に対しては、このオプションはオフにしてください。
  • レジスター・リタイミングのPhysical Synthesisをオンにする - イネーブルされた多数の (LABに収まる入力数より多い) トリガー信号が、Gate-based triggering条件 (advanced triggerタブのbasic trigger条件あるいはlogical reduction operator) のロジックにファンインする場合、Perform register retimingをオンにしてください。これは、LAB間の組み合わせロジックの均衡を保つ一助となります。