インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

2.3.3. プラグインを使用した信号の追加

個別の信号またはグループ化された信号の追加をNode Finderで行う代わりに、プラグインを使用して特定タイプのIPに関連する信号グループの追加ができます。 信号を簡単に追加できる機能のほかに、プラグインで提供される機能としては、トリガー作成とデータ表示に役立つデザイン済みニーモニック・テーブル、キャプチャしたデータのコードの逆アセンブル機能などがあります。Signal Tapロジック・アナライザーに付属のプラグインは、 Nios® IIプロセッサー用です。

Nios® IIプラグインでは、次の例のように、Setupタブで1つのニーモニック・テーブル、Dataタブで2つのニーモニック・テーブルを作成します。

  • Nios® II Instruction (Setupタブ) - すべての必要な信号をキャプチャして、選択した命令アドレスでのトリガーに使用します。
  • Nios® II Instance Address (Dataタブ) - 実行された命令のアドレスの表示は、オプションのExecutable and Linking Format (.elf) ファイルで定義される場合は16進数、またはプログラミング・シンボル名としてします。
  • Nios® II Disassembly (Dataタブ) - 対応するアドレスから逆アセンブルしたコードを表示します。

信号を .stp ファイルに追加するのにプラグインを使用するには、デザインでAnalysis and Elaborationを実行した後で次の手順を実行します。

  1. ノードリストを右クリックします。Add Nodes with Plug-Inサブメニューで使用するプラグイン名を選択します。例えば、搭載されているプラグインで、名前は Nios® II です。
    Select Hierarchy Levelダイアログボックスが表示され、デザインのIP階層が確認できます。選択したプラグインのIPがデザインに存在しない場合、メッセージ表示によって選択したプラグインが使用できないことが分かります。
  2. モニタリングする信号が含まれているIPをプラグインで選択して、OKをクリックします。
    • プラグインのすべての信号が使用可能な場合は、プラグインによってはダイアログボックスが表示され、そこでプラグインに対して使用可能なオプションを設定できます。
  3. Nios® IIプラグインを使用すると、.elf をオプションで選択することができます。これには、 Nios® II Integrated Development Environment (IDE) ソフトウェア・デザインのプログラムシンボルが含まれます。オプション指定を選択したプラグインに対して行い、OKをクリックします。