インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

2.7. Signal Tapロジック・アナライザーの実行

Signal Tapロジック・アナライザーのデバッグは、外部ロジック・アナライザーを使用した場合と同様です。 ロジック・アナライザーを初期化するには、解析を開始します。トリガーイベントが発生すると、ロジック・アナライザーでは、キャプチャしたデータをデバイスのメモリーバッファーに保存し、そのデータの .stp ファイルへの転送をJTAG接続を使用して行います。

また、強制トリガー指示との同等機能の実行も可能です。この指示により、現在バッファーにあるキャプチャデータの表示が可能になります。このとき、トリガーイベントは発生しません。

このフローチャートで表しているのは、Signal Tapロジック・アナライザーの操作方法です。Power-UpおよびRuntimeトリガーイベントの発生箇所とそのイベントからキャプチャしたデータが解析に使用できるタイミングを示しています。

図 58. Power-UpおよびRuntimeトリガーイベントのフローチャート

In-System Sources and ProbesとSignal Tapロジック・アナライザーを組み合わせて使用して、トリガー条件を強制することもできます。In-System Sources and Probes機能を使用すると、値の駆動およびサンプリングをJTAGチェーン上の選択したネットに対してすることができます。