インテルのみ表示可能 — GUID: mwh1410384680121
Ixiasoft
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2.4.5.2. State-basedトリガー
カスタムのState-basedトリガーにより、トリガー条件の配置を制御ができます。ロジック・アナライザーでは、対象のサンプルのみをキャプチャするため、カスタムのState basedトリガーにより、取得バッファー内の使用可能なスペースがより効率的に使用できるようになります。
トリガー条件間の関係を説明するため、State-basedトリガーによってツールチップがフローGUI内で提供されます。さらに、Signal Tap Trigger Flow Description Languageも使用可能です。この記述言語は条件式に基づいています。
各ステートでは、条件式のセットの定義ができます。条件式は、トリガー条件、カウンター、およびステータスフラグの組み合わせに依存するブール式です。Setupタブでトリガー条件のコンフィグレーションを行います。Signal Tapロジック・アナライザーのカスタムベースのトリガーフローでは、カウンターとステータスフラグを提供します。
各条件式内で一連のアクションを定義します。アクションに含まれるのは、キャプチャ停止のための取得バッファーのトリガー、カウンターまたはステータスフラグの変更、またはステート遷移です。
トリガーアクションの適用対象は、セグメント化取得バッファーのうち1つのセグメント、または非セグメント化取得バッファー全体です。各トリガーアクションによって提供されるオプションのカウントではサンプル数が指定されます。このサンプルは、ロジック・アナライザーによる現在のセグメントの取得停止前にバッファーでキャプチャされます。count引数を使用すると、トリガーイベントの発生前後にバッファーでキャプチャするデータ量が制御できます。
リソース操作アクションを使用すると、カウンターの増減や、ステータスフラグの設定およびクリアができます。ロジック・アナライザーでは、カウンターおよびステータスフラグのリソースを条件式のオプション入力として使用します。カウンターおよびステータスフラグが役立つのは、特定のイベントの発生回数を数えたり、フロー制御をトリガーしたりする場合です。
State-basedトリガーフローを使用すると、必ずしも時間的に連続しているとは限らない一連のイベントをキャプチャできます。たとえば、2つのデバイス間の通信トランザクションです。これには、確認応答のシーケンスを含むハンド・シェイク・プロトコルなどがあります。