インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

8.12. ユーザー・インターフェイス設定リファレンス

Transceiver Toolkitのユーザー・インターフェイスには、次の設定が含まれています。

表 36.  Transceiver Toolkitコントロール・ペインの設定アルファベット順の設定です。すべての設定は、Transceiver Linkのコントロール・ペインに表示されます。
設定 説明 デバイスファミリー コントロール・ペイン
Alias チャネルに対して選択する名前です。 サポートされているすべてのデバイスファミリー

Transmitterペイン

Receiverペイン

Auto Sweep status 現在お​​よび最良のテスト済みビット、エラー、ビット・エラー・レート、および現在のAuto Sweepテストのケースカウントを報告します。 サポートされているすべてのデバイスファミリー Receiverペイン
Bit error rate (BER) チェッカーの最後のリセット以降にテストされたビットで割ったエラーの数を報告します。 サポートされているすべてのデバイスファミリー Receiverペイン
Channel address トランシーバー・チャネルの論理アドレス番号です。 トランシーバー・チャネルの論理アドレス番号です。

Transmitterペイン

Receiverペイン

CTLE AC Gain レシーバーのContinuous Time Linear Equalization (CTLE) AC Gainを指定します。ACゲインのフルレンジは、ピーク周波数 (設定0) での約 -2 dBからピーク周波数(設定15)での +10 dBになります。 インテル® Stratix® 10 LおよびHタイル Receiverペイン
CTLE EQ Gain

レシーバーのCTLE EQ Gain

を指定します。EQゲインのフルレンジは、ピーク周波数(設定0)での0 dBからピーク周波数(設定47)での-16 dBになります。
インテル® Stratix® 10 LおよびHタイル Receiverペイン
CTLE DFE mode
  • アダプティブCTLE、アダプティブVGA、1タップ・アダプティブDFE
  • マニュアルCTLE、マニュアルVGA、DFEオフ
  • アダプティブCTLE、アダプティブVGA、オール・タップ・アダプティブDFE
  • アダプティブCTLE、アダプティブVGA、オール・タップ・アダプティブDFE
インテル® Arria® 10および インテル® Cyclone® 10 GX Receiverペイン
Data rate プロジェクト・ファイルに表示されるチャネルのデータレート、または周波数検出器で測定するデータレートです。

周波数検出器を使用するには、Data Pattern Checker IPコアまたはData Pattern Generator IPコアのEnable Frequency Counterをオンにし、IPコアを再生成し、デザインを再コンパイルします。

測定されるデータレートは、プロジェクト・ファイルに表示されるAvalon管理クロック周波数に依存しています。

設定を変更し、再度データレートをサンプリングする場合は、Data rateの横にあるRefreshボタンをクリックしてください。

サポートされているすべてのデバイスファミリー

Transmitterペイン

Receiverペイン

DC gain 周波数スペクトル間の入力信号に同一ブーストを均等にブーストします。 インテル® Arria® 10および インテル® Cyclone® 10 GX Receiverペイン
DFE mode

信号品質向上のためのディシジョン・フィードバック・イコライゼーション (DFE) です。

デバイス
インテル® Arria® 10 および インテル® Cyclone® 10 GX 1-11

インテル® Arria® 10デバイスでは、DFEモードはOffManualAdaptation Enabledです。Adaptation EnabledモードのDFEでは、最適なタップ値を自動検索します。

インテル® Arria® 10 および インテル® Cyclone® 10 GX Receiverペイン
E-Tile Adaptation Mode

レシーバー・イコライザー・パラメーターのチューニング・モードを指定します。

  • Continuous Adaptation
  • One-Time Adaptation
注: One-Time Adaptation Modeを実行する場合、BER測定が同時に実行されていないことを確認してください。
Start One-Timeボタンは、アダプテーションが完了するまで押下されます。
インテル® Stratix® 10 Eタイル Receiverペイン
Equalization control

入力信号の高周波ゲインをブーストして、物理媒体のローパスフィルター効果を補償します。このオプションをDFEと併用する場合、DFEを使用するのはManualモードあるいはAdaptation Enabledモードです。

インテル® Arria® 10および インテル® Cyclone® 10 GX Receiverペイン
Equalization mode

インテル® Arria® 10デバイスの場合、Equalization Modeの設定は、ManualあるいはTriggeredにします。

インテル® Arria® 10および インテル® Cyclone® 10 GX Receiverペイン
Error rate limit

エラーレートの制限をオン/オフします。Start checking afterで指定されるビット数をツールキットで待機してから、次の2回のチェックのビット・エラー・レート (BER) を調べます。

Bit error rate achieves belowでは、ビット・エラー・レートの上限を設定します。そのエラーレートが設定されたエラーレートよりも良い場合、テストは終了します。

Bit error rate exceedsは、ビット・エラー・レートの下限を設定します。そのエラーレートが設定されたエラーレートよりも悪い場合、テストは終了します。

サポートされるすべてのデバイスファミリー Receiverペイン
Generator/Checker mode

BERテストに対して、Data pattern checkerまたはSerial bit comparatorのいずれかを指定します。

Serial bit comparatorをイネーブルすると、Data Pattern GeneratorによってPRBSパターンが送信されますが、シリアル・ビット・コンパレーターではそのパターンをチェックします。

Bypass modeStartをクリックすると、シリアル・ビット・コンパレーターでカウントが開始されます。

BERテストの場合

  • インテル® Arria® 10デバイスでは、Data Pattern CheckerとHard PRBSをサポートしています。
サポートされているすべてのデバイスファミリー

Transmitterペイン

Receiverペイン

Increase test range

選択したコントロールのセットに対して、テストスパンを広げます。これには、最小を1単位増加し、最大を1単位減少させます。

PMAアナログ・コントロール (DFE以外のコントロール) またはDFEコントロールのいずれかをスパンします。テストのセットアップを素早く行って、現在のベストに近いPMA設定の組み合わせによってより良い結果が得られるかどうかを確認します。

使用するには、Advancedパネルを右クリックします。

サポートされるすべてのデバイスファミリー Receiverペイン
Maximum tested bits 各テストの反復でテストされるビットの最大数を設定します。 サポートされているすべてのデバイスファミリー Receiverペイン
Number of bits tested チェッカーの最後のリセット以降にテストされるビットの数を指定します。 サポートされているすべてのデバイスファミリー Receiverペイン
Number of error bits チェッカーの最後のリセット以降に遭遇するビットの数を指定します。 サポートされているすべてのデバイスファミリー Receiverペイン
PLL refclk freq プロジェクト・ファイルに表示されるチャネル・リファレンス・クロック周波数、または測定データレートから算出されたリファレンス・クロック周波数です。 サポートされているすべてのデバイスファミリー

Transmitterペイン

Receiverペイン

Populate with Advancedパネルを右クリックしてデバイスの現在の値をロードして開始点とするか、または自動スイープによって決定される最適な設定を最初にロードします。 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでは、Transmitter設定とReceiver設定のドロップダウン・リストで指定した値を自動的に適用します。 サポートされるていすべてのデバイスファミリー Receiverペイン
Preamble word プリアンブル・モードを使用する際に送信するワードです(ただし、ソフトPRBS Data Pattern Generatorとチェッカーを使用する場合のみ)。 サポートされているすべてのデバイスファミリー Transmitterペイン
Pre-emphasis

このプログラム可能なモジュールでは、各送信バッファー信号の送信データの高周波をブーストします。この動作によって、伝送媒体の潜在的な減衰を防止します。

サポートされているすべてのデバイスファミリー Transmitterペイン
Receiver channel 選択した受信チャネルの名前を指定します。 サポートされているすべてのデバイスファミリー Receiverペイン
Refresh Button .pofファイルをロードした後、ダイナミック・リコンフィグレーション実行後に新しい設定をレジスターからロードします。 サポートされているすべてのデバイスファミリー

Transmitterペイン

Receiverペイン

Reset 現在のテストをリセットします。 サポートされているすべてのデバイスファミリー Receiverペイン
Rules Based Configuration (RBC) validity checking

以前の設定に基づいて、無効な設定の組み合わせを赤色で表示します。表示場所は、Transmitter settingsReceiver settingsの各リストです。

このオプションをイネーブルすると、設定が赤色で表示され、現在の組み合わせが無効であることが示されます。この動作によって、デザインにコンパイルできない無効な設定を手動でテストすることがにされ、長時間にわたってデバイスを無効なモードに設定することがなくなるため、回路に損傷を与える可能性を防止できます。

インテル® Arria® 10

インテル® Cyclone® 10 GX

インテル® Stratix® 10 LおよびHタイル

Receiverペイン
Run length テスト実行用にカバレッジ・パラメーターを設定します。 サポートされているすべてのデバイスファミリー

Transmitterペイン

Receiverペイン

RX CDR PLL status レシーバーがLock-To-Reference (LTR) モードであることを表示します。Auto-modeレシーバーデータがロック不可能な場合、この信号がLTDモードで切り替わるのは、CDRがデータにロックされている場合です。 サポートされているすべてのデバイスファミリー Receiverペイン
RX CDR data status レシーバーがLock-To-Data (LTD) モードであることを表示します。Auto-modeでデータがロック不可能な場合、この信号がHighに維持されるのは、データにロックされて切り替えがない場合です。 サポートされているすべてのデバイスファミリー Receiverペイン
Serial loopback enabled バッファーの前にシリアル・ループバックを挿入し、デバイスの同じ物理チャネル上のトランスミッターとレシーバーの組み合わせにリンクを形成できるようにします。 サポートされているすべてのデバイスファミリー

Transmitterペイン

Receiverペイン

Start チャネル上のパターン・ジェネレーターまたはチェッカーを開始して、着信データを検証します。 サポートされているすべてのデバイスファミリー

Transmitterペイン

Receiverペイン

Stop パターンの生成とチャネルのテストを停止します。 サポートされているすべてのデバイスファミリー

Transmitterペイン

Receiverペイン

Test pattern トランスミッター・チャネルによって送信されるテストパターンです。
デバイスファミリー 使用可能なテストパターン
インテル® Arria® 10および インテル® Cyclone® 10 GX PRBS9PRBS15PRBS23PRBS31
インテル® Stratix® 10 LおよびHタイル PRBS7PRBS9PRBS15PRBS23、およびPRBS31
インテル® Stratix® 10 Eタイル
  • NRZ: PRBS7PRBS9PRBS11PRBS13PRBS15PRBS23、およびPRBS31
  • PAM4: PRBS7QPRBS9QPRBS11QPRBS13QPRBS15QPRBS23Q、およびPRBS31Q
サポートされているすべてのデバイスファミリー

Transmitterペイン

Receiverペイン

Time limit タイムリミットの単位と値を指定し、最大の境界タイムリミットを各テストのイタレーションに持たせます。 サポートされているすべてのデバイスファミリー Receiver
Transmitter channel 選択したトランスミッター・チャネルの名前を指定します。 サポートされているすべてのデバイスファミリー Transmitterペイン
TX/CMU PLL status トランスミッター・チャネルPLLをリファレンス・クロックにロックさせるかどうかを指定します。 サポートされているすべてのデバイスファミリー Transmitterペイン
Use preamble upon start オンにすると、プリアンブル・ワードの送信がテストパターンの前に行われます。オフにすると、テストパターンがすぐに送信されます。 サポートされているすべてのデバイスファミリー Transmitterペイン
VGA 可変ゲインアンプ (VGA) では、信号振幅を増幅し、一定の電圧振幅を保証します。これは、データがサンプリングのためにClock Data Recovery (CDR) ブロックに入る前に行われます。この割り当てによってVGA出力電圧振幅が制御されます。許容値は0から7までです。 インテル® Arria® 10および インテル® Cyclone® 10 GX Receiverペイン
VGA DC gain レシーバーのVGAゲインを指定します。VGAゲインのフルレンジは、約 -5 dB (設定0) から +7 dB (設定31) になります。 インテル® Stratix® 10 LおよびHタイル Receiverペイン
VOD control プログラマブル・トランスミッター差動出力電圧です。 サポートされているすべてのデバイスファミリー Transmitterペイン