インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

8.10.3. Eye Viewerテストの実行

Transceiver Toolkitでは、 インテル® Stratix® 10デバイスのアイテストの実行をサポートしています。 インテル® Stratix® 10 LおよびHタイルデバイスの場合、アイ測定の実行は、チャネルが内部ループバックにある間はできません。

Eye Viewerツールを使用すると、アイテスト、ビットエラーのモニタリングおよび位相オフセットデータの設定および実行が可能になります。

  1. レシーバーチャネルあるいはトランシーバー・リンク・チャネルでロウをクリックしてから、Receiver/Link Eye Viewer をクリックします。
    図 113. Eye Viewerをクリックして開く
    Advancedタブが開きます。テストモードの設定が Eye Viewer になっています。
  2. テスト条件の設定を希望に合わせて行います。
    自動スイープテストを実行して、許容可能な設定を判断します。
  3. Eye Viewer settingsで、水平と垂直のステップ間隔を指定します。
  4. Startをクリックします。
    テスト実行中、Eye Viewerツールではチャネルの現在の設定を収集し、その設定を使用して位相スイープを開始します。
  5. Eye Viewerステータスをチェックして、テストが完了したかどうかを確認します。
  6. PMA設定を変更して別のテストを実行するには、StopResetの順でクリックし、Eye Viewerテストを再開します。
実行が完了するとHeat Mapウィンドウが開いて、テストの実行結果が表示されます。
図 114. 例 : インテル® Stratix® 10 Eタイルデバイスのデザインに対するアイテストの結果このアイ・ダイアグラムは、NRZエンコーディングに対応しています。PAM4エンコーディングのトランシーバー用のアイ・ダイアグラムの特徴に関する情報については、 AN 835: PAM4 Signaling Fundamentals を参照してください。
注: インテル® Quartus® Primeのバージョン18.0以降では、リンク・テスト・ファイルのインポートを以前のリリースからすることはできません。同様に、 インテル® Quartus® Prime 18.0およびそれ以降のバージョンで生成されたレポートのインポートは、旧バージョンのQuartusに対してはできません。
AdvancedタブでCreate Reportをクリックしてデータを表示し、テーブル・フォーマットへデータをエクスポートします。
図 115. 例 : インテル® Stratix® 10 Eタイルデバイスのデザインのアイ・テスト・レポート