インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
Public
ドキュメント目次

1.1.3. エコシステムのデバッグ

インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでは、デバッグツールと連携して、テスト対象ロジックの実行および解析や、クロージャーの最大化ができます。

システム・デバッグ・ツールの非常に重要な特徴は、デザインとの通信方法です。 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアのデバッグツールを使用すると、デザインノードからの情報の読み出しが可能になりますが、実行時にデータ入力ができるのは、サブセットのみです。

表 3.  システム・デバッグ・ツールの分類
デバッグツール デザインからのデータ読み出し デザインへの値の入力 備考
Signal Tapロジック・アナライザー 不可 汎用のトラブルシューティング・ツール。レジスター転送レベル (RTL) のネットリストでの信号のプロービング用に最適化されています。
Logic Analyzer Interface
Signal Probe
In-System Sources and Probes これらのツールでは次の内容が実行可能です。
  • 定義したブレークポイントからのデータ読み出し
  • 実行中のデザインへの値の入力
Virtual JTAG Interface
System Console
Transceiver Toolkit
In-System Memory Content Editor

オンチップ・デバッグ・ツールを組み合わせることで、デバッグ・エコシステムが形成されます。このツールの組み合わせによって、テスト対象のロジックへのスティミュラスの生成および要求がされ、完全なソリューションが得られます。

図 1. ランタイムでのエコシステムのデバッグ