インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

2.4.5.3.3. <action_list>

条件が満たされたときに、ロジック・アナライザーによって1つのステート内で実行されるアクションのリストです。

  • 各アクションの最後はセミコロン (;) にしてください。
  • 複数のアクションを1つの if あるいは else if 句内で指定する場合、 action_listbegin トークンと end トークンで区切ってください。

可能なアクションは次のとおりです。

リソース操作アクション

トリガーフロー記述で使用するリソースは、カウンターまたはステータスフラグです。

表 11.  リソース操作アクション
アクション 説明 構文
increment カウンターリソースを 1 増分します。
increment <counter_identifier>;
decrement カウンターリソースを 1 減分します。
decrement <counter_identifier>;
reset カウンターリソースをリセットして初期値にします。
reset <counter_identifier>;
set ステータスフラグを 1 に設定します。
set <register_flag_identifier>;
clear ステータスフラグを 0 に設定します。
clear <register_flag_identifier>;

バッファー制御アクション

取得バッファーを制御するアクションです。

表 12.  バッファー制御アクション
アクション 説明 構文
trigger 現在のバッファーの取得を停止し、解析を終了します。このコマンドはすべてのフロー定義で必要です。
trigger <post-fill_count>;
segment_trigger

Segmented acquisitionモードでのみ使用可能です。

現在のセグメントの取得を停止します。Signal Tapロジック・アナライザーでは、このコマンドの評価後、次のセグメントから取得を開始します。すべてのセグメントが書き込まれている場合、ロジック・アナライザーでは、最も古いセグメントを最新のサンプルで上書きします。トリガーアクションが評価されると取得は停止します。
segment_trigger <post-fill_count>;
start_store State-based storage qualifierモードでのみアクティブになります。 write_enableSignal Tap取得バッファーにアサートします。
start_store
stop_store

State-based storage qualifierモードでのみアクティブになります。

write_enable 信号をSignal Tap取得バッファーにディアサートします。
stop_store

triggersegment_trigger の両方のアクションで、オプションの post-fill_count 引数を受け入れます。

ステート遷移アクション

カスタムのState controlフローで次のステートを指定します。構文は次のとおりです。

goto <state_label>;