インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

2.5.4. Signal Tapロジック・アナライザーを使用したタイミングの保持

機能検証に加えて、タイミング・クロージャーはデザインの正常な動作において最も重要なプロセスの1つです。

インテル® Quartus® Primeプロ・エディション開発ソフトウェアによる インテル® Arria® 10デザイン内のポストフィット・タップのタイミング保存のサポートでは、Rapid Recompile機能を使用します。Rapid Recompileでは、デザインの検証済み部分を再コンパイル時に再処理するのではなく、その部分を自動的に再利用します。

注: Signal Tap Intel® FPGA IPの最適化は、 インテル® Stratix® 10アーキテクチャーに対しては行われません。

次の方法は、タイミングの維持に役立ちます。

  • クリティカル・パス信号は .stp ファイルに追加しない。
  • .stp ファイルに追加する組み合わせ信号数は最小にとどめ、可能な場合はレジスターを追加する。
  • fMAX 制約をデザインの各クロックに対して指定する。