インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
Public
ドキュメント目次

2.3.2. Signal Tapファイルへの信号の追加

モニタリングする信号を .stp ノードリストに追加します。トリガーを定義する信号を選択することも可能です。次の2つの信号タイプを割り当てます。
  • Pre-synthesis - この信号が存在するのは、デザイン・エラボレーション後ですが、合成最適化前です。この信号のセットは、Register Transfer Level (RTL) 信号を反映する必要があります。
  • Post-fitting : この信号が存在するのは、物理合成最適化および配置配線の後です。

インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでは、Signal Tapウィンドウの波形図表示でのモニタリングに使用可能な信号数の制限はありませんが、使用可能なチャネル数は、デバイス内のロジックエレメント (LE) またはアダプティブ・ロジック・モジュール (ALM) の個数に比例します。したがって、モニタリングに使用できるチャネル数には物理的制限があります。青色の文字で表示されている信号は、フィッティング後のノード名です。黒色の文字で表示されている信号は、合成前のノード名です。

注:

インテル® Quartus® Primeプロ・エディション開発ソフトウェアでは、インスタンス名のみを使用し、エンティティー名は使用しません。形式は次のとおりです。

a|b|c

a_entity:a|b_entity:b|c_entity:c ではありません。

Analysis and Elaborationが正常に終了すると、無効な信号が赤色で表示されます。この信号が有効であることが確実でない限りは、正常な動作のため、.stp ファイルからこの信号を削除します。Signal Tap Status Indicatorではまた、無効なノード名が .stp ファイルに存在するかどうかも表示します。

信号のタッピングが可能なのは、配線リソース (ロウまたはカラムの相互接続) が存在し、接続の配線がSignal Tapインスタンスに対して行われる場合です。例えば、I/Oエレメント (IOE) 内に存在する信号をタップできないのは、IOE内の信号からコア・ロジック・エレメントへの直接配線リソースが存在しないからです。入力ピンの場合、ロジック・アレイ・ブロック (LAB) を駆動する信号のタッピングができます。出力ピンの場合は、IOEを駆動するLABからの信号のタッピングができます。