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1. システム・デバッグ・ツールの概要
2. Signal Tapロジック・アナライザーを使用したデザインのデバッグ
3. Signal Probeを使用した迅速なデザイン検証
4. 外部ロジック・アナライザーを使用したインシステム・デバッグ
5. メモリーおよび定数のインシステム変更
6. In-System Sources and Probesを使用したデザインのデバッグ
7. System Consoleを使用したデザインの解析とデバッグ
8. トランシーバー・リンクのデバッグ
9. インテル® Quartus® Primeプロ・エディション ユーザーガイド: デバッグツールのアーカイブ
A. インテル® Quartus® Primeプロ・エディション ユーザーガイド
2.1. Signal Tapロジック・アナライザー
2.2. Signal Tapロジック・アナライザーのタスクフローの概要
2.3. Signal Tapロジック・アナライザーのコンフィグレーション
2.4. トリガーの定義
2.5. デザインのコンパイル
2.6. ターゲットデバイスのプログラム
2.7. Signal Tapロジック・アナライザーの実行
2.8. キャプチャしたデータの表示、解析、および使用
2.9. Signal Tapロジック・アナライザーを使用したパーシャル・リコンフィグレーション・デザインのデバッグ
2.10. Signal Tapロジック・アナライザーを使用したブロックベースのデザインのデバッグ
2.11. その他の機能
2.12. デザイン例 : Signal Tapロジック・アナライザーの使用
2.13. カスタム・トリガー・フローのアプリケーション例
2.14. Signal Tapスクリプティングのサポート
2.15. Signal Tapロジック・アナライザーを使用したデザインのデバッグ 改訂履歴
5.1. ISMCEをサポートするIPコア
5.2. In-System Memory Content Editorを使用したデバッグフロー
5.3. デザイン内インスタンスのランタイム修正のイネーブル
5.4. In-System Memory Content Editorを使用したデバイスのプログラミング
5.5. メモリー・インスタンスのISMCEへのロード
5.6. メモリー内のロケーションのモニタリング
5.7. Hex Editorを使用したメモリー内容の編集
5.8. メモリーファイルのインポートおよびエクスポート
5.9. 複数のデバイスへのアクセス
5.10. スクリプティング・サポート
5.11. メモリーおよび定数のインシステム変更 改訂履歴
7.1. System Consoleの概要
7.2. System Consoleのデバッグフロー
7.3. System Consoleと相互作用するIPコア
7.4. System Consoleの起動
7.5. System ConsoleのGUI
7.6. System Consoleのコマンド
7.7. コマンドライン・モードでのSystem Consoleの実行
7.8. System Consoleサービス
7.9. System Consoleの例とチュートリアル
7.10. On-Board インテル® FPGAダウンロード・ケーブルIIのサポート
7.11. システム検証フローにおけるMATLAB*とSimulink*
7.12. 廃止予定のコマンド
7.13. System Consoleを使用したデザインの解析とデバッグ 改訂履歴
8.1. デバイスのサポート
8.2. Channel Manager
8.3. トランシーバー・デバッグ・フローの手順
8.4. トランシーバーをデバッグ可能にするためのデザイン変更
8.5. インテルFPGAにデザインをプログラムする
8.6. Transceiver Toolkitへのデザインのロード
8.7. ハードウェア・リソースのリンク
8.8. トランシーバー・チャネルの特定
8.9. トランシーバー・リンクの作成
8.10. リンクテストの実行
8.11. PMAアナログ設定の制御
8.12. ユーザー・インターフェイス設定リファレンス
8.13. 一般的なエラーのトラブルシューティング
8.14. APIリファレンスのスクリプティング
8.15. トランシーバー・リンクのデバッグ 改訂履歴
2.11.2. Signal Tap MATLAB* MEX関数を使用したデータのキャプチャ
MATLAB*をDSPデザインに対して使用する場合、データの取得は、 Signal Tapロジック・アナライザーからMATLAB*環境のマトリックスに直接することができます。これには、MATLAB* MEX関数 alt_signaltap_run を呼び出します。この関数は インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアに組み込まれています。 MATLAB* MEX関数をループで使用する場合、実行できる取得数は、同じ時間内で インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェア環境でSignal Tapを使用した場合と同じです。
注: Signal Tap MATLAB* MEX関数は、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアのWindows*バージョンおよびLinuxバージョンで使用可能です。この関数と互換性があるのは、MATLAB* Release 14オリジナル・リリース・バージョン7およびそれ以降のバージョンです。
インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアおよびMATLAB*環境を設定してSignal Tapの取得を実行するには、次を実行します。
- インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアで .stp ファイルを作成します。
- Signal Tapロジック・アナライザーのEditorのDataタブにあるノードリストで、信号および信号グループを編成して、MATLAB*マトリックスで表示する順にします。
インポートしたマトリクスの各カラムで表されるのは、単一のSignal Tap取得サンプルです。一方、各ロウで表されるのは信号または信号のグループで、その順序はDataタブで定義したとおりになっています。
注: 信号グループは、Signal Tapロジック・アナライザーで取得して、MATLAB* MEX関数に転送する場合、幅の制限は信号32個です。MATLAB* MEX関数を使用する際、バスまたは信号グループに32を超える信号が含まれる場合、グループを小さなグループに分割して、この制限を超えないようにします。 - .stp ファイルを保存し、デザインをコンパイルします。デバイスをプログラミングし、Signal Tapロジック・アナライザーを実行して、トリガー条件と信号の取得が正しく機能することを確認します。
- MATLAB*環境では、 インテル® Quartus® Primeバイナリー・ディレクトリーをパスに追加するのに次のコマンドを使用します。
addpath <Quartus install directory>\win
MEX関数のヘルプファイルの表示には、次のコマンドをMATLAB*に入力します。演算子は付けません。
alt_signaltap_run
- MATLAB* MEX関数を使用して、デバイスへのJTAG接続を開き、Signal Tapロジック・アナライザーを実行してデータを取得します。データの取得が終了したら、JTAG接続を閉じます。
JTAG接続を開いて、キャプチャしたデータの取得を stp* と呼ばれるMATLABマトリックスに直接行うには、次のコマンドを使用します。
stp = alt_signaltap_run \ ('<stp filename>'[,('signed'|'unsigned')[,'<instance names>'[, \ '<signalset name>'[,'<trigger name>']]]]);データをキャプチャする際にはファイル名の割り当てが必要です。例えば、<stp filename> がMATLAB* MEX関数の要件です。他のMATLAB* MEX関数のオプションを次の表に示します。
表 15. Signal Tap MATLAB* MEX関数のオプション オプション 使用方法 説明 signed unsigned
'signed' 'unsigned'
signedオプションでは、信号のグループデータを32ビットの2の補数符号付き整数に変換します。そのグループのMSBは、Signal Tap Dataタブで定義されているとおり、符号ビットです。unsignedオプションは、データを符号なし整数として保持します。デフォルトはsignedです。 <instance name> 'auto_signaltap_0' Signal Tapインスタンスを指定するのは、複数のインスタンスが定義されている場合です。デフォルトは、.stp の最初のインスタンス auto_signaltap_0 です。 <signal set name> <trigger name>
'my_signalset' 'my_trigger'
Signal Tapデータログから信号のセットとトリガーを指定するのは、複数のコンフィグレーションが .stp に存在する場合です。デフォルトは、ファイル内のアクティブな信号セットとトリガーです。 データ取得中、Verboseモードをイネーブル/ディスエーブルすると、ロジック・アナライザーのステータスが確認できます。Verboseモードをイネーブルまたはディスエーブルするには、次のコマンドを使用します。
alt_signaltap_run('VERBOSE_ON');-alt_signaltap_run('VERBOSE_OFF');データ取得完了後、JTAG接続を閉じるには次のコマンドを使用します。
alt_signaltap_run('END_CONNECTION');MATLAB*でのMATLAB* MEX関数の使用に関する詳細は、 MATLAB* Helpを参照してください。