インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

2.11.5. コンフィグレーション・ビットストリーム・セキュリティー付きのデバイスにおけるSignal Tapロジック・アナライザーの使用

一部のデバイスファミリーでサポートしているコンフィグレーション実行中のビットストリームの復号化では、オンデバイスのAES復号化エンジンを使用します。これまで同様、Signal Tapロジック・アナライザーを使用して、FPGA内の機能データの解析を行うことは可能ですが、注意が必要なのは、JTAGコンフィグレーションの実行は、セキュリティー・キーをデバイスにプログラミングした後はできないということです。

インテルFPGAでは、デザインのプロトタイプとデバッグのフェーズでは、複合化ビットストリームの使用をお勧めしています。複合化ビットストリームを使用することで、新規のプログラミング・ファイルの生成およびJTAG接続を介したデバイスのリコンフィグレーションがデバッグサイクル中に可能になります。

Signal Tapロジック・アナライザーを暗号化ビットストリームで使用する必要がある場合は、まず、暗号化コンフィグレーション・ファイルでデバイスをコンフィグレーションします。これには、Passive Serial (PS)、Fast Passive Parallel (FPP)、またはActive Serial (AS) コンフィグレーション・モードを使用します。このデザインには、Signal Tapロジック・アナライザーのインスタンスを少なくとも1つ含める必要があります。FPGAコンフィグレーションをデザインのSignal Tapロジック・アナライザーのインスタンスで行ったら、Signal Tap開発ソフトウェアで インテル® Quartus® Primeロジック・アナライザーを開くときにチェーンをスキャンすると、データ取得をJTAG接続で行う準備が整います。