インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

7.8.9.1. JTAG Debugコマンド

JTAG Debugコマンドは、デバイスに接続されているJTAGチェーンのデバッグに役立ちます。

表 30.  JTAG Debugコマンド
コマンド 引数 機能
jtag_debug_loop <service-path> <list_of_byte_values> 指定したバイトのリストのループは、システムレベル・デバッグ (SLD) ノードの tdi および tdo のループバックを介して行います。バイト値のリストは、受信した順序で返されます。このコマンドのブロックは、すべてのバイトの受信までです。バイト値は 0x (16進数) の接頭部を持ち、スペースで区切られています。
jtag_debug_sample_clock <service-path> モジュールのシステム・インターフェイスを駆動するシステムクロックのクロック信号を返します。クロック値は非同期にサンプリングされるので、クロックを数回サンプリングして、クロックが確実に切り替わるようにしてください。
jtag_debug_sample_reset <service-path> Avalon-ST JTAGインターフェイス・コアの reset_n 信号の値を返します。 reset_n がLow (アサートされている状態) の場合、値は0です。 reset_n がHigh (ディアサートされている状態) の場合、値は1です。
jtag_debug_sense_clock <service-path> システムクロック動作をモニタリングするスティッキー・ビットを返します。このコマンドの最後の実行から一度でもクロックが切り替わった場合は1が返されます。それ以外の場合は0が返されます。スティッキー・ビットは、読み出し時に0にリセットされます。
jtag_debug_reset_system <service-path> リセット要求を指定されたサービスに対して発行します。デバイス内の接続によって、システムのどの部分がリセットされるかが決まります。