インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
Public
ドキュメント目次

2.3.5. 特定のRAMタイプへのデータのキャプチャ

必要に応じて、RAMタイプを選択し、そこにSignal Tapロジック・アナライザーによって取得データが保存されるようにします。 Signal Tapロジック・アナライザー・バッファーを特定のRAMブロックへの割り当てたら、RAMブロック全体がロジック・アナライザーの専用リソースになります。

RAMを選択すると、デザインの特定のメモリーブロックを保持し、Signal Tapロジック・アナライザーのデータ取得用にメモリーの別の部分を割り当てることができます。

たとえば、大規模な命令やデータキャッシュといった大きなブロックのメモリーリソースを必要とするアプリケーションがデザインに含まれている場合、データ取得にMLABブロックを使用し、デザインの残りの部分に対して M20kブロックを残しておくことができます。

Signal Tapロジック・アナライザーで使用するRAMタイプを指定するには、 Signal Tap ウィンドウのSignal Configurationペインに移動します。 ドロップダウン・メニューからRam typeを1つ選択します。

この機能は、取得したデータが選択したRAMタイプで使用可能なメモリーよりも少ない場合にのみ使用します。データの量は、Signal TapのResource Estimatorに表示されます。