インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

2.4.1.1. ネストされたグループによるBasic ORトリガー条件の使用

信号セットの指定をネストされたグループ (グループのグループ) として行う場合、Basic ORトリガータイプを使用すると、Signal Tapロジック・アナライザーによってAdvancedトリガー条件が生成されます。この条件によりグループ内の信号の並び替えが行われるため、デザインを再コンパイルする必要性が最小限に抑えられます。 ノードの親子関係が一定に保たれている限り、Advancedトリガー条件は変更されません。ノードの兄弟関係の変更は可能で、その際、デザインの再コンパイルは不要です。
ネストされたトリガー条件の評価優先順位の開始は、リーフグループを持つ最下位レベルからです。ロジック・アナライザーでは、結果として得られる論理値を使用して、親グループの論理値を計算します。グループの値を手動で設定する場合、グループメンバーの論理値による影響は、グループトリガーの結果に対してはありません。ネストされたトリガー条件を作成するには次を実行します。
  1. Trigger ConditionsBasic ORを選択します。
  2. Setupタブでノードをいくつか選択します。複数のグループを選択に含めます。
  3. Setupタブを右クリックして、Groupを選択します。
  4. ネストされたグループを選択し、右クリックして、グループトリガー条件を設定します。この条件は、Reduction ANDORNANDNORXORXNOR、あるいは論理TRUEまたはFALSEに適用されます。
    注: ORおよびANDグループトリガー条件のみを、下位レベルのグループ (子としてのグループを持たないグループ) に対して選択します。
    図 30. ネストされたグループへのトリガー条件の適用