インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

2.10.1.1. パーティション境界ポート

パーティション境界ポートでは、コア・パーティション・ロジックを最上位パーティションに公開します。 境界ポートでは、階層ブロックの管理を簡素化するために、RTLを変更せずにロジック層をトンネリングします。

デベロッパー・プロジェクトでは、境界ポートの識別と作成をコア・パーティションのすべての潜在的Signal Tapポイントに対して行ってください。パーティション境界ポートの作成には、QSFアサインメントを介するか、またはAssignment EditorのCreate Partition Boundary Portsアサインメントを使用します。バスを割り当てると、アサインメントはデバッグポートのルート名に適用され、各ビットが列挙されます。

デベロッパー・プロジェクトでは、パーティション境界ポートをブラック・ボックス・ファイルに含めてください。このアクションにより、ポートのタッピングを合成前またはフィット後のノードとしてコンシューマー・プロジェクトで行うことができるようになります。

コンシューマー・プロジェクトでは、再利用パーティションの合成後、 Create Partition Boundary Portsを持つ有効なポートすべてが表示されます。次に、境界ポートをタップし、最上位パーティションのSignal Tapインスタンスに接続します。ロジックのタッピングは、最上位パーティションからこのSignal Tapインスタンスにすることもできます。したがって、コンシューマー・プロジェクトに必要なのは1つのSignal Tapインスタンスだけです。これにより、最上位と再利用コア・パーティションの両方をデバッグします。

コンパイル後、パーティション境界ポートの検証をCreate Partition Boundary Portsレポートで行います。このレポートは、SynthesisレポートのIn-System Debuggingフォルダーに生成されます。