インテル® Quartus® Primeプロ・エディション・ユーザーガイド: デバッグツール

ID 683819
日付 9/30/2019
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ドキュメント目次

2.6.1. .stpファイルと .sofファイル間の設定互換性の確認

.stp ファイルが .sof ファイルとの互換性を持つのは、ロジック・アナライザーの設定 (キャプチャバッファーのサイズなど) とモニタリングおよびトリガー信号とが、ターゲットデバイスのプログラミング設定に一致するときです。ファイルに互換性がない場合でも、デバイスのプログラミングはできますが、ロジック・アナライザーの実行や制御をSignal Tapロジック・アナライザーのEditorですることはできません。

  • プログラミングの互換性を確実にするため、デバイスのプログラミングには、直近のコンパイルで生成された .sof ファイルを使用します。
  • 特定の .sof が現在のSignal Tapコンフィグレーションと互換性があるかどうかを確認するには、 .sof をSOFマネージャーに添付します。
注: Signal Tapロジック・アナライザーによって解析の開始後に非互換性が検出された場合、 インテル® Quartus® Prime開発ソフトウェアでは、システム・エラー・メッセージを生成します。メッセージには、CRC値が2つ含まれます。1つは期待値で、もう1つはデバイス上の .stp インスタンスから取得した値です。CRC値は、コンパイルに影響するすべてのSignal Tap設定に由来します。

ベスト・プラクティスとしては、 .stp ファイルは インテル® Quartus® Primeプロジェクトで使用します。プロジェクト・データベースには、現在のSignal Tapロジック・アナライザー・セッションの整合性に関する情報が含まれています。プロジェクト・データベースがない場合、現在の .stp ファイルとデバイス内の .sof ファイルとの一致を確認する方法はありません。.sof ファイルと一致しない .stp ファイルがある場合、Signal Tapロジック・アナライザーでは、誤ったデータをキャプチャすることがあります。