AN 886: Agilex™ 7 デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683634
日付 10/09/2023
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ドキュメント目次

6.1.4. 熱管理のための温度検知

表 50.  温度検知のチェックリスト
番号 チェック欄 チェック項目
1   デザインで温度検知ダイオード (TSD) をセットアップし、デバイスのジャンクション部温を測定して熱管理を行います。
2   インテル® FPGA Power and Thermal Calculatorの計算によるオフセット値をTSDの読み取り値に含めます。

Agilex™ 7デバイスは、ローカルおよびリモートの温度検知機能を備えています。

ジャンクション温度TJは、次の方法で測定することができます。

  • Mailbox Client Intel FPGA IPコアをインスタンス化して、ローカルの温度センサーを使用する。
  • サードパーティー製センサーチップとのインターフェイスに向けて設計されている外部サーマルダイオードを使用する。サードパーティー製センサーチップが Agilex™ 7デバイス・データシートに記載されている外部TSD仕様と一致することを確認します。

実際のジャンクション温度を監視することは、熱管理において非常に重要です。 Agilex™ 7デバイスの各ダイに含まれるTSDは、アナログ - デジタル・コンバーター (ADC) 回路を内蔵しています。デジタル温度読み取り情報には、Mailbox Client Intel FPGA IPコアを介してアクセスします。

Agilex™ 7 TSDでは、デバイスのジャンクション温度をセルフモニタリングし、外部回路とともに使用して、FPGAへのエアフロー制御などのアクティビティーを行うことができます。Mailbox Client Intel FPGA IPコアをインスタンス化することで、TSD回路を含める必要があります。

温度センサーに関しては、 Agilex™ 7デバイス・データシートを参照してください。