AN 886: Agilex™ 7 デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683634
日付 10/09/2023
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ドキュメント目次

7.1. 合成ツールの選択

表 86.  合成ツール選択のチェックリスト
番号 チェック欄 チェック項目
1   合成ツールを決定し、サポートされている正しいバージョンを使用します。

Quartus® Primeプロ・エディションには、高度で使いやすい統合合成が含まれており、Verilog HDL、VHDL、およびスケマティック・デザイン・エントリーを完全にサポートします。業界をリードするサードパーティー製のEDA合成ツールを使用してVerilog HDLまたはVHDLデザインを合成し、生成される出力ネットリスト・ファイルを Quartus® Prime開発ソフトウェアでコンパイルすることもできます。New Project Wizardまたは Settings ダイアログボックスの EDA Tools Settings ページでサードパーティー製の合成ツールを指定し、合成ネットリストに正しいLibrary Mapping File (.lmf) を使用します。

インテルでは、最新バージョンのサードパーティー製合成ツールを使用することを推奨しています。ツールベンダーでは、新機能の追加、ツールの問題の修正、およびインテルデバイスに対するパフォーマンスの向上を継続的に行っています。

異なる合成ツールでは異なる結果が生成されます。アプリケーションに最適なツールを選択するには、アプリケーションとコーディング・スタイルにおける一般的なデザインを合成し、結果を比較して検討します。 Quartus® Primeプロ・エディション開発ソフトウェアで配置配線を実行し、正確なタイミング解析とロジック使用率の結果が得られるようにします。

合成ツールによっては、 Quartus® Primeプロ・エディション・プロジェクトを作成し、合成プロジェクトで指定したEDAツール設定、デバイス選択、およびタイミング要件などの制約を引き渡す機能があります。この機能を使用すると、 Quartus® Primeプロ・エディション・プロジェクトを設定して配置配線を行う際に時間を節約することができます。