AN 886: Agilex™ 7 デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683634
日付 10/09/2023
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ドキュメント目次

6.1.8.1. デバイスの電源再投入とリコンフィグレーション

表 58.  デバイスの電源再投入とリコンフィグレーションに関するチェックリスト
番号 チェック欄 チェック項目
1   システムを設計する際は、デバイスの電源再投入をサポートすることを検討し、あらゆるリコンフィグレーション状況下でエラーを回復できるようにします。

これまでのFPGAデバイスでは、ステートマシンを使用してコンフィグレーションを制御していましたが、 Agilex™ 7デバイスでは、SDMの三重冗長プロセッサーを使用してコンフィグレーションを制御します。あらゆるリコンフィグレーション状況下でのエラーの回復を可能にするため、 インテル® では、必要に応じてデバイスの電源再投入をサポートするようにシステムを設計することを推奨しています。ほぼすべてのユースケースでは、nCONFIG をアサートすることで適切なエラー回復が行われますが、まれに電源の再投入が必要になる場合があります。電源を再投入すると、デバイスが完全に再初期化され、MSELのサンプリング、ヒューズの読み取りが行われ、SDM BootROMコードが実行されます。電源の再投入では、デバイスのパワーアップおよびパワーダウンのシーケンスに従う必要があります。