AN 886: Agilex™ 7 デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683634
日付 10/09/2023
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ドキュメント目次

5.2.2.7. I/O同時スイッチング・ノイズ

表 39.  I/O同時スイッチング・ノイズのチェックリスト
番号 チェック欄 チェック項目
1   可能な限り、電圧レベルを同時に切り替えるピンの数を減らします。
2   高スイッチングI/Oには、差動I/O規格と低電圧規格を使用します。
3   高スイッチングI/Oには低いドライブ強度を使用します。デフォルトのドライブ強度設定は、デザインで必要な設定よりも高い場合があります。
4   各バンク内の同時にスイッチングする出力ピンの数を減らします。可能な場合は出力ピンを複数のバンクに分散させます。
5   スイッチングI/Oをバンク全体に均等に分散させ、特定の領域のアグレッサー数を減らし、SSNを減らします (バンク使用率が100%を大きく下回っている場合)。
6   同時にスイッチングするピンは、SSNの影響を受けやすい入力ピンから分離します。
7   重要なクロックおよび非同期コントロール信号はグランド信号の近くに配置し、大きなスイッチング・バスから遠ざけます。
8   PLLの電源ピンから1ピンまたは2ピンしか離れていないI/Oピンは、高スイッチング・ピン、または高ドライブ強度のピンとして使用しないようにします。
9   スタガード出力遅延を使用して、出力信号を時間的にシフトする、もしくは調整可能なスルーレート設定を使用します。

SSNは、(近接している) 多数のI/Oで同時に電圧レベルが変化する場合に懸念されます。I/Oとクロックの接続は、推奨事項に従いプランニングします。