AN 886: Agilex™ 7 デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683634
日付 10/09/2023
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ドキュメント目次

5.1.7.1.1. HPS EMAC PHYインターフェイス

Synopsys* DesignWare* 3504‑0 Universal 10/100/1000 Ethernet MAC IPバージョンに基づくEMACは3つあります。プラットフォーム・デザイナーでHPSコンポーネントをEMACペリフェラルにコンフィグレーションする際は、HPS専用I/Oバンク2にあるサポートされている次のPHYインターフェイスから1つを、各EMACインスタンスに選択する必要があります。
  • Reduced Media Independent Interface (RMII)
  • Reduced Gigabit Media Independent Interface (RGMII)

ガイドライン: PHYデバイスを選択する際は、必要なイーサネット・レート、使用可能なI/Oおよびトランシーバー、スキュー制御機能を提供するPHYデバイス、およびデバイスドライバーの可用性を考慮します

HPSコンポーネントによってFPGAファブリックに公開されるMIIまたはGMII PHYインターフェイスは、FPGAのソフト適応ロジックと汎用FPGA I/OおよびトランシーバーFPGA I/Oの機能を使用し、RMII、SGMII、SMII、TBIなどのほかのPHYインターフェイス標準に適合させることが可能です。

詳細は、ご利用のオペレーティング・システムで使用可能なデバイスドライバー、または Agilex™ 7トランシーバーSoC開発キットで提供されるLinuxデバイスドライバーを参照してください。

EMACは、HPS I/OおよびFPGA I/Oを介してさまざまなPHYインターフェイスと制御オプションを提供します。

注: PHYは、FPGAファブリックを介してHPS EMACへ接続することができます。その場合、GMIIをギガビットアクセスに使用し、MIIバス・インターフェイスを10/100Mbpsアクセスに使用します。このタイプのデザインの実装方法に関しては、RocketBoards.orgで提供されている Stratix® 10 SoC SGMII Reference Design を参照してください。エンベデッド・ペリフェラルIPに関しては、エンベデッド・ペリフェラルIPユーザーガイドを参照してください。

イーサネット・レートの決定

許容されるイーサネット・レートに関しては、次のドキュメントを参照してください。
  • Agilex™ 7ハード・プロセッサー・システムのテクニカル・リファレンス・マニュアル
  • Agilex™ 7デバイス・データシート
2 HPS専用I/Oバンクは、1.8V信号の48のI/Oで構成されます。