AN 886: Agilex™ 7 デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683634
日付 10/09/2023
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ドキュメント目次

6.1.8.3. コンフィグレーション機能

表 62.  コンフィグレーション機能のチェックリスト
番号 チェック欄 チェック項目
1   コンフィグレーション・スキームとボードが、リモート・システム・アップデート (RSU)、シングル・イベント・アップセット (SEU) 緩和などの必要な機能をサポートしていることを確認します。

このセクションでは、 Agilex™ 7デバイスのコンフィグレーション機能と、その機能がデザインプロセスにおよぼす影響を説明します。

コンフィグレーション・ビットストリームの圧縮

コンフィグレーション・ビットストリームの圧縮は、 Agilex™ 7デバイスのコンフィグレーションで常に有効になっています。 Quartus® Prime開発ソフトウェアは、コンフィグレーション・ファイルを圧縮コンフィグレーション・データで生成します。この圧縮ファイルにより、コンフィグレーション・デバイスまたはフラッシュメモリーのストレージ要件が軽減され、コンフィグレーション・ビットストリームを Agilex™ 7デバイスに転送するのに必要な時間が短縮します。

コンフィグレーション・ビットストリームが圧縮されているため、パッシブ・コンフィグレーション・スキーム、例えばAvalon-ST×8、×16、および×32では、外部コンフィグレーション・ホストで AVST_READY 信号を監視し、AVST_READY Low信号が検出された場合は、コンフィグレーション・データの送信を一時停止する必要があります。

SEUの緩和

Agilex™ 7デバイスに組み込まれている専用回路により、エラー検出および訂正を行います。この機能を有効にすると、SEUが継続的かつ自動的に確認されます。これにより、 Agilex™ 7デバイスに格納されているコンフィグレーション・データが正しいことを確認し、コンフィグレーション・エラーをシステムに警告することができます。

SEU緩和機能を使用する際は、SDMピンを使用して SEU_ERROR 機能を実装します。このピンではエラーにフラグを付け、システムで適切に対応できるようにします。デザインのコンパイル前に Quartus® Prime開発ソフトウェアで SEU_ERROR 機能を有効にし、未使用のSDMピンを選択して SEU_ERROR 機能を実装します。

RSU

RSU機能を使用すると、複数のデザインイメージをシリアル・コンフィグレーション・デバイスに保存し、デザインを更新してデバイスをリモートでリコンフィグレーションすることができます。この機能はすべての Agilex™ 7デバイスで利用可能です。

詳細は、 Agilex™ 7コンフィグレーション・ユーザーガイドを参照してください。