AN 886: Agilex™ 7 デバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683634
日付 10/09/2023
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ドキュメント目次

5.1.8.1.1. HPS-to-FPGA ブリッジ

ガイドライン: HPS-to-FPGAブリッジを使用し、FPGAがホストとなるメモリーをHPSに接続します

HPS-to-FPGAブリッジにより、マイクロプロセッサー・ユニット (MPU)、DMA、またはマスターが統合されているペリフェラルなどのHPS内のマスターは、SoCデバイスのFPGA部分がホストとなるメモリーにアクセスすることができます。このブリッジは32、64、128ビットのデータパスをサポートするため、ブリッジに接続されるFPGAファブリックの最大スレーブデータ幅に合わせて幅を調整することができます。このブリッジは、バースト転送を実行するマスターで使用することを目的としているため、FPGAファブリックのペリフェラル・レジスターへのアクセスには使用しないでください。コントロールおよびステータス・レジスター・アクセスは、Lightweight HPS-to-FPGAブリッジに送信します。

ガイドライン: HPS-to-FPGAブリッジに接続しているメモリーをHPSブートに使用する場合、SoCデバイスのFPGA部分を最初にコンフィグレーションします

HPS-to-FPGAブリッジには、MPUをFPGAから起動する場合にアクセスします。MPUをFPGAから起動する前に、SoCデバイスのFPGA部分をコンフィグレーションし、HPS-to-FPGAブリッジをアドレス指定可能なスペースに再マッピングする必要があります。これを行わないと、ブートプロセス中のHPS-to-FPGAブリッジへのアクセスでバスエラーが発生します。これらの要件を満たすには、FPGA Firstブートおよびコンフィグレーション・スキームを使用します。ブート・ファームウェア生成のための標準ツールフローにより、HPS-to-FPGAブリッジをアドレス指定可能なメモリー・スペースにマッピングします。

FPGA Firstブートとコンフィグレーション・スキーム、および Agilex™ 7 HPSに向けたブート・ファームウェアの生成に関しては、 Agilex™ 7 SoC FPGAブート・ユーザーガイドを参照してください。