外部メモリー・インターフェイス・ インテル® Agilex™ FPGA IPユーザーガイド

ID 683216
日付 12/14/2020
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ドキュメント目次

11.9.5.3. データパターンとバイト・イネーブル

独立したデータ・ジェネレーターで、各DQSグループ内のそれぞれのDQピンのパターンを制御します。パターンはその後、DQSグループ間で複製されます。

例:

この例では、次の条件を前提にしています。

  • DQ幅: x72 (ECCを有効にしない)
  • メモリープロトコル: DDR4
  • DQ/DQS: 8
  • レート: クオーターレート

8つのDQ/DQSがあるため、8つのデータ・ジェネレーターがあります。つまり、DQ0、DQ8、DQ16…DQ56、およびDQ64で同じデータ・ジェネレーターを共有します。

この例において、ctrl_ammインターフェイス上の各データ転送は576ビット幅です。この例では、メモリー側で見られる転送のビート5に焦点を当てます。

  • DQ[0] はメモリー・バス・バーストのビート5に対応し、DG0からビット5を取得します。
  • DQ[1] はメモリー・バス・バーストのビート5に対応し、DG1からビット5を取得します。
  • ...
  • DQ[3] はメモリー・バス・バーストのビート5に対応し、DG3からビット5を取得します。
  • ...
  • DQ[8] はメモリー・バス・バーストのビート5に対応し、DG0からビット5を取得します。
  • DQ[9] はメモリー・バス・バーストのビート5に対応し、DG1からビット5を取得します。
図 110. データパターン例

各データ・ジェネレーターでは、開始シード (32ビット幅) とパターンのモードをコンフィグレーションすることが可能です。

表 153.  モード
モード 説明
Fixed データパターンは一定です。最下位のTG_DATA_RATE_WIDTH_RATIOビットのみが使用されます。各ビットはそのピンの1ビートを表します。

例:

DG0の0x76543210のシードでは、TG_DATA_RATE_WIDTH_RATIO=8の場合、次のパターンがDQ0で順番に現れます。

PRBS7 疑似ランダム・バイナリー・シーケンスです。

入力シードの最下位8ビット (LSB) とモニック多項式を使用します: x7 + x6 + 1

'0のシードは、固有のパターンを生成しません。
PRBS15 疑似ランダム・バイナリー・シーケンスです。

入力シードの最下位16ビットとモニック多項式を使用します: x15 + x14 + 1

'0のシードは、固有のパターンを生成しません。
PRBS31 疑似ランダム・バイナリー・シーケンスです。

入力シードの32ビットすべてとモニック多項式を使用します: x31 + x28 + 1

'0のシードは、固有のパターンを生成しません。
Rotating (カスタム) ピンのデータパターンは、ユーザーが指定する32ビット長です。パターンはピンで最下位ビットから最上位ビットの順に現れます。

例:

DG0のシードが0x76543210の場合は、次のパターンがDQ0で順番に現れます。

インターフェイスの各バイトには1つのバイト・イネーブル・ジェネレーターがあります。バイト・イネーブル・ジェネレーターのオプションは、データ・ジェネレーターのオプションと同じです。