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11.9.4. コンフィグレーション・レジスターとステータスレジスター
生成されるトラフィック・パターンを管理するコンフィグレーション・レジスターは、パターンの次の側面のいずれかに影響します。
- テスト期間/命令パターン
- アドレスパターン
- データパターン
コンフィグレーション・レジスターとステータスレジスター
シンボルアドレス | レジスター名 | レジスター数 | アクセスタイプ | レジスターセクション | レジスターの説明 |
---|---|---|---|---|---|
0x4 | TG_START | 1 | 読み出し/書き込み | Start | このレジスターに書き込みを行い、トラフィック・ジェネレーターを開始します。 |
0x8 | TG_LOOP_COUNT | 1 | 読み出し/書き込み | Test Duration/Instruction Pattern | 実行する読み出し/書き込みループの数。ループは、1つの書き込みのブロックと、それに続く読み出しのブロックとして定義されます。この値が0に設定されている場合、無限ユーザーモードが有効になります。 |
0xC | TG_WRITE_COUNT | 1 | 読み出し/書き込み | Test Duration/Instruction Pattern | 各ループで実行される一意の書き込みの数。 |
0x10 | TG_READ_COUNT | 1 | 読み出し/書き込み | Test Duration/Instruction Pattern | 各ループで実行される一意の読み出しの数。 |
0x14 | TG_WRITE_REPEAT_COUNT | 1 | 読み出し/書き込み | Test Duration/Instruction Pattern | 各書き込み操作を繰り返す回数 (つまり、同じアドレスと同じデータ)。 |
0x18 | TG_READ_REPEAT_COUNT | 1 | 読み出し/書き込み | Test Duration/Instruction Pattern | 各読み出し操作を繰り返す回数 (つまり、同じアドレス)。 |
0x1C | TG_BURST_LENGTH | 1 | 読み出し/書き込み | Test Duration/Instruction Pattern | Avalonバースト長 |
0x20 | TG_CLEAR | 1 | 読み出し/書き込み | Status | エラー・ステータス・レジスターをクリアします。次のビットに1を書き込むことにより、これらのレジスターを互いに独立してクリアすることができます。 BIT0 - 記録されているPNFデータをクリアし、新たに開始します。 BIT1 - 記録されているAvalon読み出し数をクリアします。 BIT2 - 記録されている最初のエラーのデータ (アドレス、想定データ、および実際のデータ) をクリアします。 BIT3 - バースト長オーバーフロー・フラグとバースト長オーバーフロー・アドレスをクリアします。 BIT4 - WORMモードのエラー情報 (つまり、対象の読み出しデータ) をクリアします。 |
0x38 | TG_RW_GEN_IDLE_COUNT | 1 | 読み出し/書き込み | Test Duration/Instruction Pattern | 書き込みブロックと次の読み出しブロック間でトラフィック・ジェネレーターがアイドル状態に維持されるサイクル数。 |
0x3C | TG_RW_GEN_LOOP_IDLE_COUNT | 1 | 読み出し/書き込み | Test Duration/Instruction Pattern | 読み出しブロックと次の書き込みブロック間でトラフィック・ジェネレーターがアイドル状態に維持されるサイクル数。 |
0x40 | TG_SEQ_START_ADDR_WR | 6 | 読み出し/書き込み | Address Pattern | 書き込みの開始アドレス。Random Modeでシードアドレスとして使用されます。 |
0x80 | TG_ADDR_MODE_WR | 6 | 読み出し/書き込み | Address Pattern | 書き込みの各アドレスフィールドのAddress Generator Modeを選択する配列 TG_ADDR_MODE==0: Fixed TG_ADDR_MODE==1: Random TG_ADDR_MODE==2: Sequential TG_ADDR_MODE==3 Field Unused |
0xC0 | TG_RETURN_TO_START_ADDR | 1 | 読み出し/書き込み | Address Pattern | 1に設定すると、各ループの開始アドレスに戻るように指定されます。0に設定すると、前のループが中断したところからアドレスパターンを再開することを指定します。 |
0x100 | TG_SEQ_ADDR_INCR | 6 | 読み出し/書き込み | Address Pattern | アドレスを順次インクリメントする場合に各アドレスフィールドに使用されるフィールド0から5のインクリメントの配列。この値は、少なくともフィールド0のTG_BURST_LENGTHの値にする必要があります。 |
0x140 | TG_SEQ_START_ADDR_RD | 6 | 読み出し/書き込み | Address Pattern | 読み出しの開始アドレス。Random Modeでシードアドレスとして使用されます。 |
0x180 | TG_ADDR_MODE_RD | 6 | 読み出し/書き込み | Address Pattern | 読み出しの各アドレスフィールドのAddress Generator Modeを選択する配列 TG_ADDR_MODE==0: Fixed TG_ADDR_MODE==1: Random TG_ADDR_MODE==2: Sequential TG_ADDR_MODE==3 Field Unused |
0x1C0 | TG_PASS | 1 | 読み出し専用 | Status | 1を読み出している場合は、トラフィック・ジェネレーターが合格したことを示します。これは、すべてのテストステージの最後に示されます。 |
0x1C4 | TG_FAIL | 1 | 読み出し専用 | Status | 1を読み出している場合は、トラフィック・ジェネレーターが失敗したことを示します。これは、すべてのテストステージの最後に示されます。 |
0x1C8 | TG_FAIL_COUNT_L | 1 | 読み出し専用 | Status | 失敗した読み出しの数 (下位32ビット)。 |
0x1CC | TG_FAIL_COUNT_H | 1 | 読み出し専用 | Status | 失敗した読み出しの数 (上位32ビット)。 |
0x1D0 | TG_FIRST_FAIL_ADDR_L | 1 | 読み出し専用 | Status | 最初に失敗した読み出しのアドレス (下位32ビット)。 |
0x1D4 | TG_FIRST_FAIL_ADDR_H | 1 | 読み出し専用 | Status | 最初に失敗した読み出しのアドレス (上位32ビット)。 |
0x1D8 | TG_TOTAL_READ_COUNT_L | 1 | 読み出し専用 | Status | 実行された読み出し操作の数 - 送受信されたもの (下位32ビット)。 |
0x1DC | TG_TOTAL_READ_COUNT_H | 1 | 読み出し専用 | Status | 実行された読み出し操作の数 - 送受信されたもの (上位32ビット)。 |
0x1E0 | TG_TEST_COMPLETE | 1 | 読み出し専用 | Status | 1を読み出している場合は、トラフィック・ジェネレーターの実行が完了したことを示します。 |
0x1E4 | TG_INVERT_BYTEEN | 1 | 読み出し/書き込み | Data/Byte-Enable Pattern | 1に設定すると、バイト・イネーブルの値とwritedataを反転することを指定します。 |
0x1E8 | TG_RESTART_DEFAULT_TRAFFIC | 1 | 読み出し/書き込み | Data/Byte-Enable Pattern | このレジスターに書き込みを行い、デフォルトのモードを再開します。 |
0x1EC | TG_USER_WORM_EN | 1 | 読み出し/書き込み | Data/Byte-Enable Pattern | 1に設定すると、WORM (Write Once Read Many) モードが有効になります。WORMモードでデータの不一致があった場合、TG2は最初のデータの不一致で停止し、2番目の読み出しを同じアドレスに発行します。 |
0x1F0 | TG_TEST_BYTEEN | 1 | 読み出し/書き込み | Data/Byte-Enable Pattern | このレジスターに書き込みを行い、TGが反転バイト・イネーブル・テスト・モードであることを示します。 |
0x1F4 | TG_TIMEOUT | 1 | 読み出し専用 | Status | 1を読み出している場合は、トラフィック・ジェネレーターがタイムアウトしていることを示します。 |
0x1F8 | TG_NUM_DATA_GEN | 1 | 読み出し専用 | Data/Byte-Enable Pattern | データ・ジェネレーターの数。 |
0x1FC | TG_NUM_BYTEEN_GEN | 1 | 読み出し専用 | Data/Byte-Enable Pattern | バイト・イネーブル・ジェネレーターの数。 |
0x200 | TG_RDATA_WIDTH | 1 | 読み出し専用 | Data/Byte-Enable Pattern | 読み出しデータとPNF信号の幅。 |
0x204 | TG_ERROR_REPORT | 1 | 読み出し専用 | Data/Byte-Enable Pattern | TG2の不正なコンフィグレーションを報告します。 |
0x208 | TG_DATA_RATE_WIDTH_RATIO | 1 | 読み出し専用 | Data/Byte-Enable Pattern | データレートの幅の比率は、ctrl_ammインターフェイスでのデータ幅とメモリー・インターフェイスでのデータ幅の比率です。 |
0x240 | TG_PNF | 18 | 読み出し専用 | Status | 永続的なPass Not Fail (PNF) 信号。Bus Width = TG_RDATA_WIDTHです。 |
0x340 | TG_FAIL_EXPECTED_DATA | 1 | 読み出し専用 | Status | 最初のエラーでの想定データ。Bus Width = TG_RDATA_WIDTHです。 |
0x440 | TG_FAIL_READ_DATA | 1 | 読み出し専用 | Status | 最初のエラーで受信したデータ。Bus Width = TG_RDATA_WIDTHです。 |
0x540 | TG_DATA_SEED | TG_NUM_DATA_GEN | 読み出し/書き込み | Data Generator | 各データ・ジェネレーター (DG) のシード値または開始値。これは、TG_NUM_DATA_GENエントリーで構成されます。 |
0x580 | TG_BYTEEN_SEED | TG_NUM_BYTEEN_GEN | 読み出し/書き込み | Data/Byte-Enable Pattern | 各バイト・イネーブル・ジェネレーター (BEG) のシード値または開始値。これは、TG_NUM_BYTEEN_GENエントリーで構成されます。 |
0x5C0 | TG_PPPG_SEL | TG_NUM_DATA_GEN | 読み出し/書き込み | Data Generator | 利用可能なパターンのモードから選択します。0: Fixed、1: PRBS7、2: PRBS15、3: PRBS31、4: Rotating |
0x600 | TG_BYTEEN_SEL | TG_NUM_BYTEEN_GEN | 読み出し/書き込み | Data/Byte-Enable Pattern | 利用可能なパターンのモードから選択します。0: Fixed、1: PRBS7、2: PRBS15、3: PRBS31、4: Rotating |
0x640 | TG_ADDR_FIELD_RELATIVE_FREQ | 6 | 読み出し/書き込み | Address Pattern | 各フィールドの周波数を設定する配列。相対する周波数の値は整数で、それによってフィールドが更新されるまでの一意のアドレスコマンドの数を指定します。 |
0x680 | TG_ADDR_FIELD_MSB_INDEX | 5 | 読み出し/書き込み | Address Pattern | フィールド0から4のMSB位置を設定する配列。フィールド5は余剰であり、指定する必要はありません。MSBの位置はフィールド幅を意味します。 |
0x6C0 | TG_BURSTLENGTH_OVERFLOW_OCCURRED | 1 | 読み出し専用 | Status | 1を読み出している場合は、アドレス空間外に書き込みを試みたこと示します。これは、現在のアドレスとバースト長の合計が総アドレス空間よりも大きくなると発生します。 |
0x700 | TG_BURSTLENGTH_FAIL_ADDR_L | 1 | 読み出し専用 | Status | アドレス・オーバーフローが発生したアドレスを示します。これは、バースト長が書き込み/読み出しアドレスと最後のメモリーアドレス (下位32ビット) の差よりも大きい場合に発生します。 |
0x704 | TG_BURSTLENGTH_FAIL_ADDR_H | 1 | 読み出し専用 | Status | アドレス・オーバーフローが発生したアドレスを示します。これは、バースト長が書き込み/読み出しアドレスと最後のメモリーアドレス (下位32ビット) の差よりも大きい場合に発生します。 |
0x740 | TG_WORM_MODE_TARGETTED_DATA | 1 | 読み出し専用 | Status | 対象の読み出しから受信したデータ。対象の読み出しデータは、WORMモードが有効になっており、最初の失敗アドレスへの2回目の読み出し結果が発生すると設定されます。 |
上の表では、一部のコンフィグレーション設定とステータス情報は1つの32ビット・レジスターに収まりますが、他は複数のレジスターに分割されます。開始アドレスの列は、そのセットの最初のレジスターのアドレスを示しています。レジスター数の列は、最初のアドレスに続くレジスターの数を示します。
例えば、TG_PPPG_SELは、TG_NUM_DATA_GEN=8の場合に8つのレジスターを占有します。 そのため、アドレス0x5C0、0x5C4、… 0x5E0から読み出すことで、データにアクセスすることができます。