外部メモリー・インターフェイス・ インテル® Agilex™ FPGA IPユーザーガイド

ID 683216
日付 12/14/2020
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ドキュメント目次

6.4.5. さまざまなDDR4トポロジーでのインテルAgilex EMIF固有の配線ガイドライン

このセクションでは、インテルAgilexデバイスのEMIFに関連するレイアウト・ガイドラインについて説明します。

インテルAgilexファミリーのピンのフロアプランは、1mmピッチのHEXパターンです。次の図は、FPGAファンアウト領域内のPCB上のIO12 (1バイト・データ) のDDR配線例を示しています。

図 40. インテルAgilexにおける1mm HEXのピンパターン/フロアプランおよび1バイトのデータ (IO12) に推奨される配線

次の一般的な注意事項は、以降の項で示されているEMIF配線ガイドラインの表に適用されます。

  • 間隔に関する要件はすべて、EMIF配線ガイドラインの表に示されているPCBで満たす必要のある最小要件です。
  • ガイドラインの表で、ブレークアウト (BO1/BO2) の間隔には2つの異なる値があります。最初の値は、ペアとして配線される2つの信号 (密に結合されている信号) 間の最小間隔を表し、2番目の値は、2つのペア間の最小間隔を表します。
  • メインルート (M) の間隔には、ミルでの値と式の両方があります。式においてhは、トレースから最も近い基準面までの高さまたは距離を表します。リファレンス・スタックアップとは異なるスタックアップを使用する場合、ボード設計者は式を使用して正しい間隔要件を計算する必要があります。
  • CLKまたはDQSに差動インピーダンスのターゲットはありません。ボード設計者は、シングルエンドのインピーダンス・ターゲットに従い、ペア内の信号を3から4ミル間隔の密結合で維持する必要があります。ボード設計者は、差動信号のトレース/スペース・ジオメトリーがFPGAのファンアウト領域に収まる場合、差動インピーダンスのターゲットに従うことも可能です。
  • ガイドラインの表において、SLはストリップライン配線推奨を表しており、USは上面 (マイクロストリップ) 配線推奨を表しています。
  • ガイドラインの表のトレース幅の値/ジオメトリーは、リファレンス・スタックアップに基づくターゲット・インピーダンスに設計されたトレースを表しています。このトレース・ジオメトリーは、実際のスタックアップとガイドラインの表のターゲット・インピーダンスに基づき設計する必要があります。
  • ガイドラインの表において、BO1およびBO2はファンアウト配線の長さを表しています。Mは、ファンアウト外 (PCBメイン) の配線長を表しています。