外部メモリー・インターフェイス・ インテル® Agilex™ FPGA IPユーザーガイド

ID 683216
日付 12/14/2020
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ドキュメント目次

7.1.6. インテルAgilex EMIF IPにおけるQDR-IVのパラメーター: Diagnostics

表 129.  グループ: Diagnostics / Simulation Options
表示名 説明
Calibration mode シミュレーション時にメモリー・インターフェイスのキャリブレーションを省略するか、完全なキャリブレーション・プロセスをシミュレーションするかを指定します。

完全なキャリブレーション・プロセスのシミュレーションは、メモリー・インターフェイスの幅および深さに応じて数時間 (もしくは数日) かかります。シミュレーション時間は、キャリブレーション・プロセスを省略することで大幅に短縮できますが、これはメモリーモデルが理想的で、インターコネクトの遅延が0の場合にのみ機能すると考えられます。

このパラメーターを有効にしている場合でも、インターフェイスでは通常の動作を開始する前に、メモリーの初期化が一部行われます。Abstract PHYはSkip Calibrationでサポートされています。

(識別子: DIAG_QDR4_SIM_CAL_MODE_ENUM)
Show verbose simulation debug messages このオプションでは、シミュレーションの出力メッセージの詳細度を調整することができます。 (識別子: DIAG_QDR4_SIM_VERBOSE)
表 130.  グループ: Diagnostics / Calibration Debug Options
表示名 説明
Skip VREF_in calibration キャリブレーションのVREF段階を省略することを指定します。このパラメーターはデバッグ目的でのみ有効にします。一般的に、VREFキャリブレーション段階は通常の動作時に含める必要があります。 (識別子: DIAG_QDR4_SKIP_VREF_CAL)
表 131.  グループ: Diagnostics / Example Design
表示名 説明
Quartus Prime EMIF Debug Toolkit/On-Chip Debug Port Quartus PrimeのEMIFデバッグ・ツールキットもしくはユーザー・コア・ロジックで使用するAvalonスレーブ・インターフェイスの接続を指定します。

このパラメーターを「Disabled」に設定する場合、デバッグ機能は有効になりません。このパラメーターを「Export」に設定すると、「cal_debug」と名付けられているAvalonスレーブ・インターフェイスがIPからエクスポートされます。このインターフェイスをEMIFデバッグ・ツールキットで使用するには、EMIFデバッグ・インターフェイスIPコアをインスタンス化し接続する必要があります。もしくは、別のEMIFコアのcal_debug_outインターフェイスに接続します。「Add EMIF Debug Interface」を選択している場合、JTAG Avalonマスターを含むEMIFデバッグ・インターフェイス・コンポーネントがデバッグポートに接続されるため、EMIFデバッグ・ツールキットでコアにアクセスできるようになります。

1つのEMIFデバッグ・インターフェイスのみを各I/O列にインスタンス化します。EMIFまたはPHYLiteコアは、最初の1つにチェーン接続して追加することが可能です。「Enable Daisy-Chaining for Quartus Prime EMIF Debug Toolkit/On-Chip Debug Port」オプションをチェーンのコアすべてで有効にし、最初のコアに続くすべてのコアで、Quartus Prime EMIF Debug Toolkit/On-Chip Debug Portオプションに「Export」を選択します。

(識別子: DIAG_QDR4_EXPORT_SEQ_AVALON_SLAVE)
Interface ID EMIFデバッグ・ツールキットおよびオンチップ・デバッグ・ポートで使用するI/O列内のインターフェイスを識別します。インターフェイスIDは、同じI/O列内のEMIFコア間において一意である必要があります。Quartus Prime EMIF Debug Toolkit/On-Chip Debug PortパラメーターがDisabledに設定されている場合、インターフェイスIDは使用されません。 (識別子: DIAG_QDR4_INTERFACE_ID)
Enable In-System-Sources-and-Probes デザイン例で、キャリブレーション・ステータス、またはサンプル・トラフィック・ジェネレーターのビットごとのステータスなどの一般的なデバッグ信号に、In-System-Sources-and-Probesを有効にします。このパラメーターは、EMIFデバッグ・ツールキットを使用してドライバーでのマージン調整を行う場合に有効にする必要があります。 (識別子: DIAG_QDR4_EX_DESIGN_ISSP_EN)  
表 132.  グループ: Diagnostics / Traffic Generator (設定はデザイン例にのみ適用されます)
表示名 説明
Use configurable Avalon traffic generator 2.0 このオプションによって、ユーザーは新しいコンフィグレーション可能なAvalonトラフィック・ジェネレーターをデザイン例に追加できます。 (識別子: DIAG_QDR4_USE_TG_AVL_2)
Enable default traffic pattern (pattern configured during compile-time) デフォルトのトラフィック・パターンを有効にすることを指定します。このパラメーターが有効になっている場合は、トラフィック・ジェネレーターがリセットを脱するとかならず、デフォルトのトラフィック・パターンがすぐに実行されます。このパラメーターが無効になっている場合は、トラフィック・ジェネレーターはAvalonコンフィグレーション・インターフェイスによって開始するように通知されるまでトラフィックを実行しません。 (識別子: DIAG_QDR4_ENABLE_DEFAULT_MODE)
Enable user-configured traffic pattern (pattern configured during run-time) ユーザー定義のトラフィック・パターンを有効にすることを指定します。このパラメーターが有効になっている場合、トラフィック・ジェネレーターはコンフィグレーション・インターフェイスに応答し、通知されると、ユーザーがコンフィグレーションしたトラフィック・パターンを起動します。このパラメーターが無効になっている場合は、トラフィック・ジェネレーターはコンフィグレーション・インターフェイス上のコマンドを無視し、ユーザー定義のトラフィックを実行しません。 (識別子: DIAG_QDR4_ENABLE_USER_MODE)
TG2 default traffic duration このオプションを使用すると、デフォルト (コンパイル時) のトラフィックのパターン長を調整することができます。 (識別子: DIAG_QDR4_TG2_TEST_DURATION)
TG2 Configuration Interface Mode TG Configuration Toolkitまたはユーザー・コア・ロジックで使用するAvalonスレーブ・インターフェイスの接続を指定します。このパラメーターを「Export」に設定している場合は、「tg_cfg」と呼ばれるAvalonスレーブ・インターフェイスがIPからエクスポートされます。「JTAG」を選択している場合は、JTAG Avalonマスター・エンドポイントがコンフィグレーション・インターフェイスに接続されるため、TG Configuration Toolkitでコアにアクセスできるようになります。 (識別子: DIAG_QDR4_EXPORT_TG_CFG_AVALON_SLAVE)
表 133.  グループ: Diagnostics / Performance
表示名 説明
Efficiency Monitor Mode Efficiency Monitorコンポーネントをメモリー・コントローラーのAvalon-MMインターフェイスに追加し、インターフェイスの効率に関する統計を表示できるようにします。この効率統計には、EMIF Efficiency Monitor Toolkitを使用してアクセスすることができます。 (識別子: DIAG_QDR4_EFFICIENCY_MONITOR)  
Use Efficiency Monitor with Unified Toolkit 使用するEfficiency Monitorのバージョンを指定します。新しいEfficiency Monitorは、Unified Toolkitで動作します。 (識別子: DIAG_QDR4_USE_NEW_EFFMON_S10)
表 134.  グループ: Diagnostics / Miscellaneous
表示名 説明
Export PLL lock signal pll_locked信号をIPのトップレベルでエクスポートするかを指定します。これにより、PLLのステータスが示されます。 (識別子: DIAG_EXPORT_PLL_LOCKED)