外部メモリー・インターフェイス・ インテル® Agilex™ FPGA IPユーザーガイド

ID 683216
日付 12/14/2020
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ドキュメント目次

6.4.6.3. シングルランクx 8およびRランクx 16のディスクリート (コンポーネント) トポロジーにおけるADDR/CMD基準電圧とRESET信号の配線ガイドライン

RESET信号のターゲット・インピーダンスは50オームです。 RESET信号は、同じ層にある付近の他の信号に対して少なくとも3×hの間隔を保つ必要があります。このhは、トレースから最も近い基準面までの距離です。エンドツーエンドのRESETトレース長は制限されていませんが、最初のDRAMまでが5インチを超えてはなりません。

次の図は、RESET配線スキームを示しています。これは、シングルランクx8トポロジーおよびシングルランクx16トポロジーの両方に適用することができます。

図 51. シングルランクx8およびシングルランクx16トポロジーのRESETスキーム

アドレス/コマンド基準電圧入力 (VREF_CA) は、VTTレギュレーターの出力を可能な限り厳密に追跡する必要があります。これを実現するには、次の2つの方法があります。

1つ目の方法は、メモリー・コンポーネントのVREF_CA入力に直接接続できる専用のトラッキング電圧リファレンス出力を提供するレギュレーターを使用することです。次の図はこの方法を示しています。

図 53. VTTレギュレーターでのVREF_CA出力の供給

2つ目の方法は、精密抵抗器を使用して分圧器を作成することです。抵抗ネットワークを、メモリー負荷によるVDD電源のIR損失を追跡する可能性のある位置 (つまり、VDDレギュレーター出力の隣ではなく、VTTレギュレーターまたはメモリー・コンポーネント付近) に配置します。次の図は、このコンフィグレーションを示しています。

図 54. 抵抗分圧器によるVREF_CA信号の供給

インテル® では、少なくとも10ミルのPCBトレース幅をVREF_CA配線に使用することを推奨しています。VREF_CA信号には、同じ層にある付近の他の信号に対して少なくとも3×hの間隔が必要です。このhは、トレースから最も近い基準面までの距離または高さを表しています。