外部メモリー・インターフェイス・ インテル® Agilex™ FPGA IPユーザーガイド

ID 683216
日付 6/20/2022
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ドキュメント目次

11.9.3. デフォルトのトラフィック・パターン

トラフィック・ジェネレーターのデフォルトのトラフィック・パターンは3つのステージで構成され、順番に実行されます。

Enable default traffic patternパラメーターを選択している場合は、トラフィック・ジェネレーターがリセット状態を終了すると、次の3つのトラフィック・ステージが実行されます。

表 158.  
トラフィック・ステージ 説明
シングルRWステージ トラフィック・ジェネレーターは、単一の書き込み命令、およびそれに続いて単一の読み出し命令を送信し、結果を比較します。1回の書き込みとそれに続く1回の読み出しで構成されるこのループは、3回発行されます。
ブロックRWステージ トラフィック・ジェネレーターは、書き込み命令のブロック、およびそれに続いて同じ数の読み出し命令を送信します。このシーケンスはループと呼ばれます。実行されるループの数、および各ループ内で実行される書き込みと読み出しの数は、TG2 test durationパラメーターに選択している値によって決まります。

トラフィック・ジェネレーターは、3つのアドレスモード (Sequential、Random、Random-Sequential) のそれぞれに対してこのステージを1回実行します。

バイト・イネーブル・ステージ
  • トラフィック・ジェネレーターは、バイト・イネーブル値をランダムに生成し、Sequential Address Modeで書き込みのブロックを開始アドレスに実行します。
  • トラフィック・ジェネレーターは次に、反転書き込みと反転バイト・イネーブル値を使用し、2番目の書き込みのブロックを同じアドレスから開始して実行します。
  • 最後に、トラフィック・ジェネレーターはすべてのバイトを有効にして同じ開始アドレスからの読み出しを発行し、読み出しデータを書き込みデータおよび反転書き込みデータ (該当する場合) と比較します。

デフォルトのトラフィック・パターンを実行する際に、トラフィック・ジェネレーターはユーザーがコンフィグレーションするトラフィック・ステージと同じインフラストラクチャーを使用します。つまり、デフォルトのトラフィック・パターンの各部分に対して、トラフィック・ジェネレーターはコンフィグレーション・レジスターを事前に設定されているデフォルト値に設定します。このトラフィック・パターンのコンフィグレーションに使用されるレジスターについては、ユーザーでコンフィグレーションするトラフィック・パターンのセクションで詳細が説明されています。