外部メモリー・インターフェイス・ インテル® Agilex™ FPGA IPユーザーガイド

ID 683216
日付 6/20/2022
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ドキュメント目次

3.3.4.2. QDR-IVのキャリブレーション・アルゴリズム

アドレスおよびコマンドのデスキュー

QDR-IVでは、アドレスおよびコマンドのスキュー調整にループバック・モードを使用します。FPGAはアドレスおよびコマンド信号を送信します。メモリーデバイスはキャプチャーしたアドレスおよびコマンド信号をポートAの読み出しデータピンを介して送り返します。各入力ピンは、入力CK/CK#の立ち上がりクロックエッジおよび立ち下がりクロックエッジの両方でサンプリングされます。出力クロックQKA/QKA#の立ち上がりエッジの出力値は、入力クロックの立ち上がりクロックエッジでサンプリングされた値です。出力クロックQKA/QKA#の立ち下がりエッジの出力値は、入力クロックの立ち下がりエッジでサンプリングされた値の反転値です。

FPGAのアドレスおよびコマンドピンの出力遅延をスイープすることにより、アルゴリズムはウィンドウの右のエッジと左のエッジを特定し、それに応じて信号を中央に配置します。デスキュー・キャリブレーションでは、同期しているすべてのアドレスおよびコマンド信号のスキューを調整することができます。

図 58. QDR-IVにおけるアドレス/コマンドのループバック
図 59. QDR-IVにおけるアドレス/コマンドのスキュー調整 - 右のエッジを検出
図 60. QDR-IVにおけるアドレス/コマンドのスキュー調整 - 左のエッジを検出

ループバック・モードの詳細に関しては、お使いのQDR-IVメモリーデバイスのデータシートを参照してください。