外部メモリー・インターフェイス・ インテル® Agilex™ FPGA IPユーザーガイド

ID 683216
日付 6/20/2022
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ドキュメント目次

11.9.7. トラフィック・ジェネレーターでのトラフィックの開始

トラフィック・ジェネレーターにトラフィックを開始するように通知する際は、さまざまな方法で行うことができます。以下に詳細を説明します。

デフォルトのトラフィック

デザイン例をパラメーター化する際にEnable default traffic patternパラメーターを選択している場合は、トラフィック・ジェネレーターがリセット状態を脱すると、デフォルトのトラフィック・パターンが自動的に開始します。

この時点以降に同じトラフィックを手動でトリガーするには、トラフィック・ジェネレーターをリセットする、もしくはTG_RESTART_DEFAULT_TRAFFICレジスター (シンボルアドレス0xB0) に書き込みコマンドを発行します。

ユーザー・トラフィック

ユーザーモードでトラフィックを起動するには、TG_STARTレジスター (シンボルアドレス0x4) に書き込みを発行します。

ユーザーモードのシミュレーションをカスタム・トラフィック・パターンで実行するには、altera_emif_avl_tg_2_sim_master_defs.svtg_def_sim_master_user_paramパラメーターを編集します。トラフィックを開始するには、パターンの最後でTG_STARTに書き込み (任意の値) が発行されていることを確認します。

ユーザー・トラフィックは、無限に実行することができます。これは、TG_LOOP_COUNT (シンボルアドレス0x8) に値0、TG_START (シンボルアドレス0x4) に値1を書き込むことで行います。無限に実行されているユーザー・トラフィックを停止するには、0以外の値をTG_LOOP_COUNT (シンボルアドレス0x8) に書き込みます。

Write Once Read Many (WORM) モード

WORMモードでは、データの不一致が発生すると、トラフィック・ジェネレーターは最初のデータの不一致で停止し、同じアドレスに対して2回目の読み出しを発行します。このモードの目的は、書き込みの失敗と読み出しの失敗を区別することです。このモードは、デフォルト・トラフィックまたはユーザー・トラフィックのいずれかで有効にすることができます。

WORMモードを有効にするには、値1をTG_USER_WORM_EN (シンボルアドレス0xB4) に書き込む、もしくはデザインでISSPを有効にし、値1をWORM In-System Sourcesに書き込みます。