外部メモリー・インターフェイス・ インテル® Agilex™ FPGA IPユーザーガイド

ID 683216
日付 6/20/2022
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ドキュメント目次

11.8. デフォルトのトラフィック・ジェネレーターの使用

Traffic Generator (TG) IPインスタンスは、すべてのEMIFデザイン例に存在します。その目的は、EMIF IPインスタンスをctrl_amm_*ポートを介して接続し、サンプル・トラフィック (書き込みと読み出し) をEMIF経由でメモリーに送信することです。TGのトラフィック・パターンはパラメーター化が可能です。また、TGがリセットを終了すると開始するようにコンフィグレーションされています。

トラフィック・ジェネレーターはまた、書き込まれたデータと読み出されたデータを比較し、次のステータスビットのいずれかを設定します。

  • traffic_gen_pass (TGP ISSP): 書き込みおよび読み出しコマンドがすべてEMIFに送信され、すべての読み出し応答を受信しており、すべての書き込みおよび読み出しが想定どおりに一致することを示します。
  • traffic_gen_fail (TGF ISSP): 書き込みおよび読み出しコマンドがすべてEMIFに送信され、すべての読み出し応答を受信していますが、1つ以上の書き込みと読み出しの不一致が発生していることを示します。
  • traffic_gen_timeout (TGT ISSP): 想定されている読み出し応答を1つ以上受信していないことを示します。
図 195. EMIFデザイン例の概要

生成されるEMIFデザイン例の一般的な情報に関しては、External Memory Interfaces Intel Agilex FPGA IP Design Example User Guideを参照してください。

トラフィック・ジェネレーターは、さまざまな解析およびデバッグ・アプリケーションに使用することができます。次に例を示します。

  • シミュレーションおよびハードウェアで、外部メモリー・インターフェイスがコンフィグレーションされて正しく機能していることを確認します。
  • インターフェイスの安定性とキャリブレーション結果を評価します。Driver Marginingタブの項を参照してください。
  • 単一ピンの障害などのハードウェアの問題を分離します。
  • 読み出しの失敗と書き込みの失敗を区別します。
  • ハードウェアのデバッグに向けた無限トラフィックを実行します。
  • インターフェイスの効率を測定します。