AN 763: インテル® Arria® 10 SoCデバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683192
日付 8/14/2020
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ドキュメント目次

5.1.4.3. ソースコード管理における考慮事項

GSRDのビルドプロセスは、オンラインより入手可能ないくつかのGitツリーに依存しています。以下にその一部を示します。

表 11.  Gitツリーのリンク
Gitツリー リンク
Linux https://github.com/altera-opensource/linux-socfpga
U-Boot https://github.com/altera-opensource/u-boot-socfpga
リファレンス・デザインのレシピ https://github.com/altera-opensource/meta-altera-refdes
リファレンス・デザインのソース https://github.com/altera-opensource/linux-refdesigns
注: インテル® は、Linux*の有効化とメインラインへのアップストリームを提供し、Linux*コミュニティーとのコラボレーションを行っています。 インテル® では、安定版カーネル (N) およびLTSカーネル (M) の最新のブランチを保持しています。パッチは2週間ごとにプッシュされます。前のカーネルブランチ (N-1、M-1) も利用することはできますが、それらは積極的な維持管理がされていません。古いカーネルブランチおよび関連タグは削除されます。
注: インテル® では、U-Bootの有効化とメインラインへのアップストリームを提供し、U-Bootコミュニティーとのコラボレーションを行っています。 インテル® では、最新のブランチ (N) を保持しています。パッチは2週間ごとにプッシュされます。 インテル® では、前のブランチ (N-1) も提供していますが、積極的な維持管理を行っていません。古いブランチおよび関連タグは削除されます。

ガイドライン: アルテラ・オープンソース・サイトにあるリポジトリーのコンテンツが永続的に利用可能であると想定せず、独自にGitリポジトリーを管理してください。Gitリポジトリーの管理は、Gitサービス・プロバイダーを利用するなどのさまざまな方法で実現することができます。独自のGitリポジトリーを管理する利点には、ビルドの再現性、ソースコードの管理、Gitによって有効になる分散モデルの活用などがあります。

GSRDは、Yoctoレシピを使用して構築されたrootfilesystemを使用しています。レシピはさまざまなオープンソース・パッケージのソースを取り込み、それらをrootfilesystemに構築しています。これらのレシピの一部は汎用であり、特定のバージョンを参照しないため、最終結果はビルドごとに異なる場合があります。

ガイドライン: Yoctoのrootfilesystemを再構築し、再現性が必要な場合は、ビルドに使用したYoctoダウンロード・フォルダーのコピーを維持しておく必要があります。