AN 763: インテル® Arria® 10 SoCデバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683192
日付 8/14/2020
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ドキュメント目次

5.1.8.3. ソフトウェア・トレース・ツールの選択

トレースは、パフォーマンスのボトルネックのプロファイリング、クラッシュシナリオのデバッグ、および 複雑なケースのデバッグに非常に有効です。トレースは、次の2つの方法で行うことができます。
  • 非リアルタイム: トレースデータをシステムメモリー (SDRAM など) または組み込みトレースバッファーに格納後、システムを停止し、JTAGを介してトレース情報をダウンロードして分析します。
  • リアルタイム: 外部アダプターを使用し、トレースポートからトレースデータをキャプチャーします。ターゲットボードがこのシナリオをサポートしている必要があります

デバッグツールは通常、エンベデッド・ソフトウェア・プログラムの実行におけるトレースも提供しますが、外部ハードウェアが必要になる場合があります。例えば、SoC EDSで提供されるDS-5は、非リアルタイムおよびリアルタイムのトレースをどちらもサポートします。リアルタイムのトレースに使用する場合は、「DSTREAM」と呼ばれる外部トレースユニットが必要です。Lauterbach T32も同様の例になります。この場合は、リアルタイムのトレースに外部ハードウェアが追加で必要になります。