AN 763: インテル® Arria® 10 SoCデバイスのデザイン・ガイドライン

ID 683192
日付 8/14/2020
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ドキュメント目次

4.5.5. QSPIおよびSD/MMC/eMMCへのフラッシュ・メモリー・リセットの提供

ガイドライン: HPSをリセットした際にQSPIおよびSD/MMC/eMMCデバイスがリセットされるメカニズムがあることを確認します。

QSPIおよびSD/MMC/eMMCフラッシュデバイスは、ソフトウェアによって、ブートROMから正常にアクセスできない状態になる場合があります。これは、次のリセットでブートの失敗が発生する原因になる場合があります。この問題は、HPSがリセットされている一方で、フラッシュ部分がリセットされていないために発生します。

そのため、QSPIおよびSD/MMC/eMMCブート・フラッシュ・デバイスは、HPSリセット (ウォームまたはコールド) が発生するたびにリセットする必要があります。

注: 一部のデバイスにはリセットピンがありません。そのような場合は、例えばMOSFETなどを使用してフラッシュの電源を再投入する必要があります。必要な最小リセットパルス期間に注意してください。